春のチャリンコ2Days②(ハマイチ)

サイクリングの記録

AM 7:00

起床。よく寝た。
昨日の活動時間は実に18時間。
ベッドに倒れこんだ後のことは何も覚えていない。

さあ、今日はどこで何をしようか。

当初立てていた計画は伊勢志摩探索。
伊良湖から伊勢湾フェリーで三重のほうにワープするプラン。
なかなか魅力的やったけど、今いるのは静岡は湖西市。
そや。さわやかのハンバーグを食べるためにここまで来たんやった。
ふたたび伊良湖に戻るためには56kmと1時間20分クルマを走らせないといけない。
行くなら早い便で行きたいけどホテルの朝食がおいしそうやから食べておきたい。

よし、伊勢志摩はやめよう。

ふたりの意見が一致。
せっかくの旅行でバタバタしたくはないもんね。

朝ごはんを食べながら今日の予定を立て直す。

現在地を確認すると、浜名湖が目の前にあった。

ハマイチ、してみよっか。

「浜名湖って1周するとどのくらいなんかなあ?」
「え、60kmくらいしかないやん!」
思った以上に小さかった浜名湖。
てっきり100km以上あるもんなんやと思っとった。
昨日もチャリを漕いだとはいえ、いっぱい寝たからお互い疲れは残っていなかった。
「今日もチャリ乗る?」
「乗る―!!」
決定です。ハマイチとやらをやってみよう。
朝食を終え、浜名湖へ向かう。
今回スタート地点にチョイスしたのは浜名湖ガーデンテラス。
クルマをポイして浜名湖沿いに降り立つ。
ルートは湖1周のセオリーどおり左回りで。



ハマイチのはじまり!

浜名湖周辺は自転車道が整備されていた。



こりゃいいや。
序盤は走りやすい道がしばらく続く。

例のごとくちょっと走っては止まって、ちょっと走っては止まって。
写真を撮りながらゆっくりと進んでいく。



おだやかだなあ。
昨日爆風の中を走っていたのが嘘のよう。
今日こそは平和なライドになるといいな。



浜名湖の景色を堪能しながら北上していく。
舘山寺温泉・浜名湖パルパルあたりは多くの人でにぎわっていた。
楽しそうな家族を横目に自転車道を駆け抜ける。



ロープウェイも通ってるみたい。



こちらは浮御堂。
白いフレームと並ぶととたんに黒いフレームの存在感は薄くなる。よね。

ぼくがこのフレームをチョイスしたのは名前(GTR)がかっこよかったから。
ということはこのブログのコアな読者(いるのかな?)ならすでにご存じだろう。
色もぼく好みで性能もホビーライダーにとっては申し分なし。
言うなればチャリ界におけるグラントツーリングカーだからね。

ただ、マットブラックという色は風景との相性はやっぱり悪いわけで…
ゴチャゴチャした背景の前ではフレームそのものが消えてしまう。
これはカメラマンの腕前の問題かもしれんけど。
「写真映え」という点において致命的な欠点を持っとるんじゃないかな?
っていうのがここ最近の自転車における唯一の悩み。
ピントがバシッと合ってどんなところでもかっこよく映る彼女の自転車がうらやましい。

閑話休題。

ハマイチはまだまだ序盤。
写真を撮りながらやと進むペースも遅い。
サイコンを見て思っていたよりも進んでいないことにちょっと焦る。

湖からちょっと離れたところでアップダウンを繰り返したり、
その道中が工事中で迂回したらけもの道みたいなところに迷い込んだり、
サイクリングロードに突如としてバリケードが現れてまたまた迂回させられたり、
いろんなプチ困難に直面しながらも着々と距離を稼いでいく。

ポツポツと雨に打たれたこともあって写真がない。(汗)

ハマイチを決めたのは今朝。
やから前情報はほぼ持っていなかった。
けど、この日あらかじめ立ち寄ろうと決めていたところが1カ所だけあった。

長坂養蜂場

ここには適当なタイトル文字列を入れてください
長坂養蜂場HPより拝借



ホンモノのハチミツ用品が並ぶハチミツ専門店。
バイクラックも完備されとってサイクリストも安心。

ハチミツグッズには目もくれずソフトクリーム売り場へ。
そうです。ここへはソフトクリームを食べに来たのです。



一見ふつうのソフトクリーム。
実はこのクリームにハチミツが使われている。

そして極めつけは追いハチミツ



ほんのりと香るハチミツとソフトクリームの相性はバツグン。
めちゃめちゃおいしかった。

やさしい甘さのソフトクリームを食べて元気回復!
BEE Happyな気分でReスタート!

現在地は浜名湖の左上のほう。
よく見ると横に見える湖は猪鼻湖という浜名湖の支湖のようだ。
まあよい。
ここから先は進行方向が西から南に変わる。

これは横から吹いていた風が追い風に変わることを意味する。
魔法のじゅうたんに乗ったかのような気分で快走!!

しばらく走ったところで時計に目をやると、お昼を軽くまたいでいた。

((あ、お昼ごはん食べてないやん))

走れるうちに行程をこなしてサクッとハマイチをクリアしよう。
とひそかに思っとったけど、それはもったいない。
景色は楽しめているし、あとは、、、グルメを楽しもう!

浜名湖の名物といえば、そう、うなぎ。
このくらいの予備知識は誰もが持っているだろう。
実際、道中たくさんのうなぎ屋さんがあったのが確認できた。

「次うなぎ屋さんがあったらお昼にしよっか」

そう彼女に伝えてペダルを回す。
うなぎの名産地とはいえ、そんな都合よくうなぎ屋さんが現れることは

あったーーーーーーー!!

道沿いでばったり出会った五條といううなぎ屋さん。

チャリンコを駐車場の隅に立てかけていざ入店。
先に食べ終えてお店から出てきたお客さんの「おいしかったね~」という言葉に心を躍らせながらのれんをくぐる。

落ち着いた雰囲気の店内でうなぎが焼き上がるのをしばし待つ。
注文から20分くらい。やったかな?
炭火でじっくり焼き上げられたうなぎがぼくの目の前にやってきた。

うなぎきんし丼 ¥2,200



ドドーン
ふたを開けてびっくり。
そこにはうなぎを覆い隠すほどのだし巻き卵が鎮座していた。
うなぎもだし巻きも言葉では表現しきれないほどふっくらしていた。
言わずもがな、優勝です🎊

一方の彼女は白焼定食をチョイス。
こちらもおいしそうやった。っていうかおいしかった。
うなぎそのものの味をこの時初めて知った。
そのままで1切れ、わさび醤油をつけてもう1切れ。
「うなぎがおいしいのはタレのおかげやろ~」
なんてほざいていた昔の自分をひっぱたいてあげたい。
そのくらいおいしかった。
今度うなぎ屋さんへ行くときは白焼にしよ。

後から知ったことやけど、このお店の店主さんはかつて滋賀県は大津市「日本一のうなぎ 逢坂山かねよ」で修行していたそうな。
なるほど。きんし丼を彷彿させるたまごの重量感はそういうことやったのか。

このあたりで今日の行程のおよそ 6割 を消化。
残りは約23km!

風向きは相変わらず良好!
追い風に乗って湖沿いの国道301号線を坦々と南下していく。

残り15km。
このあたりから次第に雲行きが怪しくなってきた。
朝確認した天気予報よりも雨の降りだしが早まりそうだ。

いち早くハマイチを終えよう。

背中に担いでいた一眼レフを雨に濡れないようサコッシュに包む。
雨仕様に切り替えて浜名湖ガーデンテラスに向かって黙々と進む。
真後ろから風が吹いているのが分かる。力を入れなくても高い速度域をキープできる。
それを考慮してもそこそこのペースで走っとるのに、後ろを振り返ると
「もうちょっとペース上げても大丈夫👍」
と楽しそうな彼女。たいしたもんだ( ^ ω ^ )

遠慮なくガンガン牽いていくものの浜名湖大橋に差しかかかると同時に雨が降り始めた…
残念ながらびしょ濡れでのゴールとなりました。。。

ゴールした後は何事もなかったかのように快晴に😒

ハマイチ(一部ショートカット)、完。
コース全体を通して走りやすい道やった。

ロケーションも抜群でポタライドにはもってこいのところやったなあ。
もうちょっと時間があったら浜名湖の魅力を存分に味わえたかな。
けど、これで琵琶湖以外の湖を1周したという記録が残った。

ライドの後はかんざんじ温泉 華咲の湯でさっぱり!
これがまたとんでもない大型温泉施設で、男女それぞれ大浴場が2カ所に分かれとった。
とってもいいところでした。

お風呂をあがってそそくさと次なる目的地へ。
やってきたのは浜松市にあるうなぎパイファクトリー

うなぎパイファクトリーおいしい出会いにこんにちわ
うなぎパイファクトリーHPより拝借



ライド後のごほうびを食べてやっとグルメライドは完結するのである。
閉店間際のうなぎパイカフェに滑り込んでパフェをいただく。



夜のお菓子うなぎパイV.S.O.P.が突き刺さった紅茶パフェ。
インパクト絶大。
疲れた体に甘さがしみるぅ
ここでも優勝🎊ありがとうございました。

はやいもので時間はもう夕暮れ時。
今日も今日とて充実した1日であった。

パフェで完全に締まった気でおったけど、福井までの帰り道が待っている。
長い道のりのように思えたけど、今回は「話し相手」がいたので道中も楽しかったり。
思いのほか早く到着してチャリ合宿のような2日間は無事終了。

次はどこへ走りに行こっか。
しまなみ海道もいいな。富士山のほうもいいな。
同じ趣味があるってすばらしい。
これからもいろんなところへ走りに行けるといいね。

春のチャリンコ2days 完。

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