【シューズ】【レビュー】QUOC Mono Ⅱ

機材のはなし
スポンサーリンク

大好きなQUOCの新作シューズ

気づいたらポチッていた。

こんなことが起こってしまったのはいつぶりだろうか。
世界一かっこいいシューズが遥々イギリスからぼくのもとに届いた。

QUOC Mono Ⅱ(sand)

大好きなブランドからリリースされたカッチカチのロードシューズ。
憧れの1足を新しい相棒として迎えることとなった。

QUOC

イギリスの青年Quoc Pham自身の名を冠したシューズブランド。
名だたるデザイナーを輩出した芸術学校を卒業した彼が手掛けるサイクリングシューズはどれもおしゃれなものばかり。服飾のデザイン×スポーツをうまく融合させて注目度をメキメキあげているイギリスの注目株。最近はオフロードの分野で目にする機会が増えてきたね。

カッチカチのロード用シューズから、シティユースとしてもいけそうなスニーカー、さらにはチェルシーブーツまで。
現在展開されている幅広いラインナップのすべてがぼくの「ツボ」を刺激してくる。
QUOCとは、そんな魅力に溢れたブランドである。
今のところはスピードプレイに対応できるシューズしか選択肢には入らないけど、ロードバイク以外のマシーンを持ってたらほんとに危なかった…

今回はため息が出るほど美しいシューズを買ったよ!っていうお話です。

購入のきっかけ

今回ぼくが購入したシューズはMono Ⅱというモデル。
1年半ほど前にリリースされたロード用シューズの最新モデルだ。

ちなみにQUOCのシューズはこれで2足目。
5年ほど前にNIGHTというモデルを購入している。

▶ そのときの話はこちら

今もなお第一線でバリバリ活躍してくれている傑作シューズ。
やけど、ここ最近はなんだか少しくたびれてきたような。
一生このモデルを買い続けていけばいいや。
そう思うくらいNIGHTのことは気に入ってたけど、やがてアーカイブセールの対象となり、今日現在では本国のラインナップからは消滅してしまっている。

次の1足はMono Ⅱかな。
おぼろげながらそんなことを考えていた。

QUOC より

かつて存在したベルクロモデルNIGHT monoが正常進化を遂げ、2021年秋に世に送り出されたこのモデル。

・ツーピースのアッパー
・ダイヤル式クロージャーシステム
・ユニディレクショナルフルカーボンソール

満を持して登場した新作は、QUOC史上最高レベルのハイエンドシューズだった。

((ゆるポタライダーにはオーバースペックかもしれない))
((ってかぼく、紐靴LOVEじゃん))

ぼくにとっては高嶺の花だし、レースタイプのシューズの履き心地は折り紙付き。
次なる1足を探すならばこれは最適な選択ではないかもしれない。
でもQUOCの新作シューズを履いてみたい。

長い葛藤を経たけど、それでも購入には踏み切れなかった。

その理由はカラーバリエーションにあった。
NIGHTと同じブラックはなんだかおもしろくないし…
ここ数年のトレンドは明るい色やけど、ホワイトはぼくに似合わなさそうやし…

黒か白。
だいたいのロードシューズはこの二者択一なのに決めきれない。
そもそも新しいシューズをそんなに必要としてなかったとも言う。

NIGHTの持ちがいいこともあってそのまま月日が流れていった。
そして2022年の6月、突然の知らせがぼくの目に飛び込んできた。

ニ、ニ、ニューカラー!!???!?!?
この投稿を何度見したかわからない。
まさにこんな色を待ってた。ってか出るなんて思ってなかった。軽いパニック状態。

本国ページに飛んでみると、確かにサンドカラーのMono Ⅱが仲間入りしていた。
ぼくが履くなら41サイズだな、とサイズ選択をしてみるとONLY 1 LEFT IN STOCKの文字…
やっべええええぇぇぇ!!!
チラッと覗きにいっただけのはずだったのに、気づいた時には決済完了の画面にたどり着いていた。

開封の儀!

だれも興味のない話を長々と書きすぎちゃったね。笑
早く中身を見せないと🤤

欧州の空気が詰まった箱を開け、美しいシューズとご対面。
決して珍しいデザインではないけど、他のものとはどこかが違う。
さり気なく散りばめられたデザイナーのセンスが光る1足だとぼくは思うのです。

トップラインはピンク色のアクセント。
少々目立つかな…と思ってたけどサンドカラーとほどよいマッチを見せていた。

左足のヒールカップには何やら印字が施されている。
よく見るとただのスペックなんだけど、それがまたかっこいい。。

基本スペック

重量:237g(40サイズ)
サイズ:EU38 – EU47
ソール:ユニディレクショナルカーボン
クロージャーシステム:デュアルダイヤル式

きれいな丸みを帯びたアウトソールはユニディレクショナルカーボン製。
カーボンソールでありながら適度にしなやかさを持たせているんだとか。
ベンチレーションはつま先部分に1か所。
ヒールパッドの取り換え他モデルと同様に取り換え可能〇

外観の中で特徴的なのはアッパーのジグザグ仕上げ。
ドレッシーな見た目を演出するとともに、フィット感を高め、さらには強度も確保しているんだとか。
ダイヤルをしっかりと締め付けると、割とすぐにソックスがボロボロになっちゃうくらいにはフィット感は高め。笑

靴といっしょに付属品がひとつ…
QUOCさんからのお手紙かな??

と思いきや、アーチサポートだった!
足裏のフィット感を高めるためのアイテム。
こんな代物が入っていることからも、このシューズの競技性の高さが垣間見える。

.
.
.

ずっと履かずに取っておきたいくらいだ。
飾る用にもう1足買ってやろうか。

ため息が出るほど美しいシューズは、外に連れ出すまでに相当な時間を要した。
けど、履くために買ったものだから…

梅雨明けの小豆島ライドでデビュー戦を果たすこととなった。

インプレッション

ほんとは見せびらかすだけ見せびらかせて終わろうと思ってたんだけど…
QUOCはいいぞおじさんになりたいので、2ヶ月ちょっと履いてみて感じたこともちょっとだけ。
これまで履いてきたシューズは、

・Fi’zi:k R5B
・QUOC NIGHT

の2足のみ。
あくまでもこの子たちとの比較になるから誰のタメにもならんかもしれないということは先に断っておきます。。

硬い!

漕ぎ出しからビビッときたのはソールの硬さ。
カッチカチじゃん!
ぼく自身、フルカーボンソールのシューズを履くのはこれが初めてだった。
こうも違うものなのか。
ペダルへの力の伝達がよりダイレクトになったことが感じ取れた〇

締め付けがいい感じ!

デュアル式とは言え、ダイヤルはダイヤル。
シューレースのフィット感に勝ることはないだろう。
なんてことを思っていたし、NIGHTとの相性が良すぎたこともあったからフィット感に関してはそれほどの期待は寄せていなかった。
けど、履いてみてこれまたびっくり。
めちゃくちゃいいじゃん。
「点」ではなく、「面」で締め付けられていることは明白。
ホールド力もバツグン。こりゃいいや!

ダイヤル式のクロージャーが便利!

ダイヤル式クロージャーのいちばんの強みは、ズバリその利便性。
シューレースでは不可能だった「微調整」を自転車に乗りながらすることだってできる。
やっぱりこれができるのはデカい。
走りながらにして締め付け具合に幅を持たせることができる。
今となっては当たり前のことなんだろうけど、長年連れ添ってきたNIGHTはそれだけができなかった。
ダイヤル式シューズに戻ってきた今、そのありがたさをひしひしと実感している。

ちなみにmono Ⅱに搭載されているダイヤルはBOA®ではなく、独自のもの。
締め付け時は1ノッチずつ締まっていくけど、解放時はワイヤーのテンションが一気に解放される。
とはいうものの、解放方向にちょっとだけ回してすぐに締め付け方向にダイヤルを回せば「ちょっとだけ解放された状態」を作り出すことができる。
文字にすると長いわりにうまく伝わらないけど、 本家BOA®でなくても不便なことはない。とだけ。

サイズ感

ぼくがチョイスしたのは41サイズ。
指先が少しだけ余ってる感は否めないけど、足の幅にはぴったり合っている〇

サイズ展開は38から47までで、ハーフサイズはなし。

・Fi’zi:kもNIGHTも40.5を履いてきたこと
・いつも履いてるスニーカーは25.5cmのものが多いこと

から、40か41どちらのサイズにしようかはわりと悩んだ。
「洋モノ」は迷ったら1サイズ落とすというのがセオリーだけど、指先に少しゆとりがある方が好きだしなぁ。
ちょっぴり幅広の足をしているから今までよりも1段階サイズを上げる選択をとった。
結果としては正解なんだと思う。40のサイズ感を知らないだけともいうけど。
みんなはちゃんと試着しないとダメだぞ。

付属品のアーチサポートもフィット感をより高めるアイテムとしてしっかり仕事をしてくれている。
大・中・小の3種類ある中で、ぼくのお気に入りは真ん中のサイズ。

上からも下からも足をやさしくがっちりと包み込む。
そんな感じの履き心地だね。

重量感

41サイズの重量(公称)は237g
ぼくのサイズで230g台という重量は..どうなのかな?
軽量であることは売りにしていないから、軽快さを求めるなら他にいいものがたくさんあるのだろう。
ただ、この靴もペダリングをしていてもっさりする感じはない。

QUOCはいいぞ

総評すると、めちゃくちゃいいシューズ◎

またいいものを買ってしまった。
そう思える一品であることは間違いない。

レーシーな見た目でありながら、QUOCにしか出せないおしゃれなも要素も随所に盛り込む。
一見、オーソドックスなシューズなんだけどそうじゃない。

特別な1足を履いているような気持ちになれるのがQUOCのシューズのいいところだ。
改めて、QUOCはいいぞ

昔よりもちょっぴり賢くお買い物ができるようになったつもりでいたけど、ほんとに欲しいと思ったものはやっぱり衝動的にポチってしまうものなのだ。
ここ数年の間にチャリンコグッズはどれも目ん玉飛び出てしまうくらい高くなっている。
それでも手に入れることができて満足している。

これからのライドでバリバリ活躍してもらうぞ。

QUOC Mono Ⅱ

いいところ
・かっこいい!
・おしゃれ!

よくないところ
・ベンチレーションがやや少ない


コメント

  1. […] […]

タイトルとURLをコピーしました