シューレースのススメ – QUOC PHAM Night

機材のはなし

若狭路センチュリーライドにTANTANロングライド。
2週連続のロングライドを足元で支えてくれたのがこの子。

QUOC PHAM Night – black

おニューのシューズをいきなりロングライドでおろすという荒業にでました😄
ぶっつけ本番です。

実走で350㎞ほど走ったんで使ってみた感想を書いてみようかな。
今回ははじめての機材レビューなのですっ!

QUOC PHAMっていうのはチャリ好きの青年が自身の名を冠して立ち上げた自転車用の革靴ブランド。
主にクラシックなレザーシューズを作っとるみたい。
そんなQUOCから新しく登場したのはレーシーな見た目のパフォーマンスライン。

このシューズを初めて見たのは半年ほど前やったかな。

色は 黒 白 ピンク の3色



めちゃくちゃかっこよかった。
ビンディングシューズで一目惚れしたのはGIROのEMPIREを見たとき以来。

(次に買うシューズはシューレースにしようかなぁ)

そう思いながらほしいものリストにメモメモ。

この靴が日本に入ったのは3月。
販売するにあたって靴が抱える問題点をひとつひとつ洗い出しながら全部解決していくうちに発売が遅くなってしまったとか。
そして5月某日。たまたま入ったショップにその靴が置いてあった。初対面。

試着も快くオッケーしてくれたから履いてみたらなかなかのフィット感。

いいやん。これ。

3日後には家に届いとった。


色は無難に黒。足元が引き締まる。

取扱店も少ないし、売れたらいつ入るかわからなさそうやったから…
靴下買うしそのついでに…(全然ついでじゃない)
そう言い聞かせる間もなくポチってた。

とにかく、欲しいと思った時が買い時なのです。
物欲にはまっすぐに、そして素直に向き合いましょう

開封の儀。この質感たまらん…

ソールはカーボンコンポジット。
これがEMPIRE(GIRO)とちがうところ。
100%カーボンではないから適度にしなりが出るとか出ないとか。
でもカーボンソールなんて履いたことないからその辺の違いは全然分からん。(

ヒール部分も靴の内側からねじ止めされとるからスペアパーツに交換することも可能。
クリートをつけたまま散歩をしても山登りをしても安心!

先代シューズとの比較
fi’zi:kはだいすきやけどうーん。QUOCのがスタイリッシュ(/ω\)

ちなみに重量は、
QUOC Pham Night : 283g (片足)
fi’zi:k R5B UOMO : 260g (片足)
若干の増量やな。でもまあ誤差レベル。

クリートをつけるとこんな感じ。
ペダルはずっとスピードプレイなのです。

ソールとつま先の部分にはベンチレーションが少々。
これがよく働いてくれる。
下りで足を止めるといい風が入ってくるんだ。
よって通気性も◎ですね!

実際に走ってみると、シューレースの良さを実感できる。
紐で足を均等に締めつけるからフィット感がちがう。
適度なホールド力。
締めつけすぎると足が痛くなるけどね


そんでもって走っとるうちに紐が緩んでくる なんてこともない。
紐を通す穴をよく見てもらうとわかるんやけど、何か所か2つ並んで穴が開いてますよね?
これが Lock-Lace system っていう機構で、QUOCが特許を取得したものらしい。
このおかげでズレを防止できて、紐も緩みにくくなるんやって。

充実した機能があらゆるところに散りばめられとる上にかっこいい。
言うことなし。理想の1足ですね!

と言いたいところやけど、もちろん弱点もある。
紐靴やから言うまでもなく履くのにめちゃくちゃ時間がかかる
今まではボアダイアルをクルクルーって回すだけやった。
それと比べると体感で20倍くらいは時間がかかるかな?
だから、靴履いてから忘れ物したのに気づいたりとか、靴脱がなあかんところに入ったりするときとかは気が滅入る。
毎日ローラー台でトレーニングするときとかは履くべきじゃないかも。(笑)
弱点は今のところそれだけやな。でもこれに関しては紐靴の宿命やからご愛嬌ということで。
紐を結ぶことを走る前の儀式と思えば「これから走るぞ」っていうやる気も湧いてくる。

履いてみるとこんな感じ。結んだひもがバタつかんようになっとる。

ロングライドを2回このシューズでこなしたわけやけど、若狭路よりもTANTANのときのほうがより履きやすくなっとった。
なんていうか、靴が自分の足の形に合ってきとる感じ?
この先もっと馴染んでくるとこのシューズの真価が発揮されるんじゃないかな。

重量自体も先代のフィ’ジー:クより重くはなっとるけど、重さを感じることはない。
ソールが変わったおかげかよく回る。気がする。


弱点はあるものの、満足感ですべてをカバーしてくれるのがこのシューズ。
個人的には買って大正解!
履けんくなるまで使いたいアイテムです。大事に履きつぶそう。

ロードレース界でもシューレースの復権が囁かれているみたいです。
ブラッドリー・ウィギンスがEMPIREを履いてアワーレコードを塗り替えたのも記憶に新しいですね。

みなさんも紐靴生活を始めてみてはいかがですか?

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