「ピレリが自転車用のタイヤを作る!」
そんな情報がある日突然ぼくの耳に入ってきた。
ピレリといえば1872年に創業したイタリアの老舗タイヤメーカー。
(今は中国の会社に買収されてしまったけど)
2011年からブリヂストンの跡を継いでF1の公式タイヤサプライヤーになってるね。
そんなピレリが自転車業界に「もどってきた(※)」!
※その昔自転車用のタイヤも作っとったみたい。
第1回ジロ・デ・イタリアの優勝者はピレリのタイヤを使ってたとか
約50年ぶりに世に繰り出されるタイヤの名前は“P ZERO VELO”
P ZERO といえばピレリのフラッグシップタイヤ。
それと同じ名前のタイヤを自分の自転車につけられる…!
買 わ な い 手 は な い
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それが7月末のお話。
そして日本での販売代理店が決まった9月。
国内でもちらほらとP ZERO VELOの話題がちらほらと。
でも通販サイトはどこも納期未定の予約商品。
外通で手に入れた人のレビューを指をくわえながら見つめる日々。
そんな中いつもお世話になっとるお店にふらっと立ち寄るとそこにはP ZEROの山が…!!
ウィリエール買った時もそうやけど、このお店にはほしいものが何でも置いてある。
ちょうど700×25Cもあったので購入。
パッケージからあふれる高級感。
黄色に赤字のピレリのロゴ。これが好きなんです。
早速開封。
この P ZERO VELO のラインナップは
・P ZERO VELO
・P ZERO VELO TT (転がり抵抗を減らした軽量タイヤ)
・P ZERO VELO 4S (ウェットグリップ・耐パンク・耐久性が◎) の3種類
サイズはそれぞれ700×23C / 25C / 28C
ぼくが選んだのはふつうのタイプの25C。
ここ最近タイヤはずっと25C
理由は特にないよ。強いて言えばちょっとでもタイヤをむっちりさせたいから。笑
お値段は1本7,000円ほど。
触った感じはすごく柔らかい。
し、表面がなんかヌルッとした感じ。
これはピレリ独自の配合によるものなのかと。
ハイグリップと長いタイヤライフという相反する目的を達成するためにシリカを混ぜ込んだとか。
シロウトニハマッタクワカラナイセカイダ
タイヤを縛るバンドまでおしゃれ。
なんかに使えそう。
タイヤローテーションがある!
装着はあっさり終了。
ビードもわりとハマりやすかった。
トレッドパターンはこんな感じ。
バイク用のそれとけっこう似とる…カモ
このタイヤに換えて300㎞ほど走ったのでレビューとやらも少し。
これまでのタイヤ遍歴は
MICHELIN PRO4 → BRIDGESTONE EXTENZA R1X
なので、主にその比較となります。
まず重量は210g(25C)
ちなみにPRO4は215g(25C)、EXTENZA R1Xは190g(25C)、
CONTINENTAL GP4000SⅡで225g(25C)
重さで言えば軽くもなく重くもなくといったところ。
軽さに特化したモデルではないからここはそんなに重要ではない。
触った感じはほんまに柔らかかったし、粘り気のある表面やったから転がり抵抗はちょっと心配やったけど、全く問題はなかった。
よく転がるし、乗り味もマイルドになった!
ハンドルから伝わってくる振動がやさしい。
その点では乗りやすくなったかな。
あと、ロードノイズが減った。
ロングライドもきっちりこなしてくれるかも。
グリップももちろんいい。
下りで思いっきりスピードが乗った時でもコーナーで安心してバイクを倒せる。
タイヤの外形曲線の特性上どんなリーン角でも最適なグリップを得られる。らしい。
Ideal Contour Shapingっていう機能らしいです。
(その効果ははっきり感じられんけど、)よく曲がれます。
ゼロ発進からのスピードも乗りやすいし、巡航も〇
でもこれはタイヤのおかげっていうより自転車に乗れば乗るほどちょっとずつ速くなっていくホビーライダーのエンジン特性のほうがおっきな要因やったりするわけで…
耐久性は今後調査予定です。
追記:おにゅう峠で大きめの石を踏んづけて盛大にサイドカット。
わずか2か月の命でした。。。
とにもかくにもいいタイヤやなっていうのが第一印象。
微妙なちがいが分かるほど乗り込んどるような人ではないからこれ以上の感想はかけまてん。
タイヤを換えていちばん変化するのはやっぱりモチベーション。
好きなパーツを装備できた満足感でチャリは速くなるのです。
なんか、シューズ買った時もこんな結論やった気がするな。
でも、見た目・性能ともに上位製品の中に食い込める実力はあると思う。
タイヤを買い替えるならピレリも選択肢に入れてみては。
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