晩秋の静岡遠征①(富士山1周ドライブ)

スズカエンデューロの翌々日。11月25日。
ぼくは静岡県にいた。
そう、NISMO FESTIVALに参戦するために…

N I S M O   F E S T I V A L

日産モータースポーツの歴史がギュッと詰まった冬の祭典。
日産ファンの方ならだれでも知ってるよね??

そんなイベントに「訳あって」急遽乗り込むことになったわけで…

会場は例年どおり富士スピードウェイ。
静岡県は御殿場市… とおっ

ニスモフェスティバルに行くためだけに静岡に行くのはもったいないよな
前入りするか。
あ、そうや

富士山を見に行こう

11月25日(土) AM 3:30

家を飛び出した。
今回は事前に申し出があったのでおやじも一緒。親子ふたり旅。
本人談によると朝2時半から起きて準備しとったらしいからよっぽど楽しみやったんやろうな😊
おやじとサーキットに行くのなんて何年ぶりだろう…

今回の相棒はもちろんこのお方

スカイライン GT-R
サンニーくん、久々のロングドライブ。

この子と年内に遠出するのはこれが最後やろな。楽しもう。

AM 4:00

高速道路へ。
油圧・油温を確かめながらじわじわと加速。あったまってきたぞ~~🚗
夜明け前は交通量が少なくて走りやすい。
福井 – 滋賀 – 岐阜 を抜け一気に駆け抜け愛知に入り新東名高速道路に乗り換え。

新城あたりで朝を迎えた。

いい天気。もしかしたらきれいな富士山が見れるカモ。ワクワク

サンニーさんは今日も絶好調!一気に静岡県に突入!!
新富士インターで高速を降りる。

ここから始まる富士山1周ドライブ。
ぼくたちの静岡入りを出迎えてくれたのは広大な茶畑。

大淵笹場



バックには富士山🗻ハァァァァン
雲がない…
晴れ男(自称)のおやじを連れてきたからか??関係ないか
とにかく今日は最高のドライブ日和になりそう。



茶畑 × 富士山 × GT-R
これがやりたかったんだぁぁ

日陰にあるお茶っ葉はまだ凍ってた。
思った以上に寒い。
次、行ってみよう。ブルブル

県道を「法定速度で」かっ飛ばして朝霧高原を目指す。
なんてったって 富士山 車 撮影スポット で検索🔎したら真っ先に出てくるのが朝霧高原。
ココだけは外せない。

その前にちょっと寄り道。



白糸の滝。きれい…

白糸の滝(しらいとのたき)とは、静岡県富士宮市上井出にある滝。隣接する音止めの滝と共に、著名な観光地の1つとして知られ日本の滝百選にも選ばれている他、日本三大名瀑に選ばれることがある。国の名勝、天然記念物。「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されている。

おもいっきり絞って撮ったらセンサーについたゴミが映りこんじゃった。メンテ出さねば…

ここも世界遺産の一部っていうことは知らんかった。
壮大であった。

白糸の滝からクルマを進めること十数分。
標識に朝霧高原の文字が。
だんだん富士山が大きく見えてきたぞ。



そして、朝霧ジャンボリー前の直線道路。
あふれんばかりの富士山。フレームに入りきらん!

ココもけっこう有名どころやったみたいでカメラを持った「それっぽい」ドライバーが2,3人おった。

「名もないスポット」に満足して富士パノラマラインに戻る。
ふもとっぱらキャンプ場を通過。
おしゃれキャンパーが集まるあのキャンプ場、こんなところにあるんやぁ。
この辺でキャンプもしてみたいカモ…

このドライブ中、ひそかに探しとったのが ”アウトバックの聖地”。
アウトバックっていうのはスバルのあのクルマね。
CMで使われた牧場の脇道的なところなんやけど詳しい場所は分からんかった。
今でもどこかは分からない。



けど、あきらめるのは悔しいからそれっぽいところに入場!!
サンニーくん、あれが富士山だよ。おっきいね。

人の気配もない一本道。
ボッコボコなうえにおっきい石ころが至る所に転がっとる一本道。
なんなら牛のフン(?)も大量発生。



おそるおそる進んでいく。
思い出には変えられん… くぅぅ

芝生の中に突入するやつはさすがに怖くてできんかった。
思った以上にフカフカやったしな。
スタックしたらシャレにならん😅

そして牛さんを横目に県道に復帰。
さらに北上して山梨県にダイブ!

次の目的地は本栖湖。
本栖湖から見る富士山はきれいらしいから見ておきたかった。
20分ほどで到着。



なるほど。きれいや。
ちなみに今の1000円札の裏っ側の逆さ富士、あれ本栖湖から見た富士山なんだよね。



ほら、それっぽい!
欲を言えば逆さ富士も見たかったけど、風があったから断念。。

本栖湖ともさよならして先を急ぐ。
地図でいうとそろそろ富士山の上のほうまで来たかな?
残りは富士山半周。

道中なかなか大量のチャリダーの方々とすれちがった。
天気がよくて絶好のチャリ日和🚲
道もきれいやしなによりロケーションがよすぎる。
冬に晴れない北陸地方とは大違い。うらやましい限りだ。

そして山中湖に到着。



圧縮効果を狙って望遠レンズを投入📷
富士山はグッと寄せられたような気はする。
けどこれ、どこにピント合わせたんよって感じだな。

ただ、クルマと富士山の間を遮るものが何もない。
こういう1枚が撮りたくて夜明け前にはるばる福井からかっ飛ばしてきた。
感動で言葉を失う…



角度を変えていろんなアングルからサンニーをパシャパシャ



すかさずぼくもフレームイン。
300㎜のテレ端で20秒タイマー。めっちゃ走った😋
※ぼく入りの写真はすべてセルフタイマーです。

後ろのほうで撮影を見守るおやじ。…他人のフリか?

たっぷり味わった富士山のフルコース🗻
おなかいっぱいになったところで静岡に戻る。

その途中の山道でなにやら人だかりが…
あ、ここ山中湖のパノラマ台やん!



思いがけずまたまた絶景スポットに遭遇。
気になっとったけど場所が分からんかったところでした。
ドブの中からローアングルショット📷ありがとうございます。



南アルプスまで見える。
ススキがいいアクセント。

パノラマ台の先にある長い長い下り坂をおやじをクルマの助手席に乗せてゆっくりゆっくり下ってゆく。
それにしてもすごい下り坂。
平気で18%↘の標識とかが出てくる。
もちろん路面には丸いマーク付き。
ビックリなのはそんな坂道を登ってくる坂バカが何人もおること🚲🚲🚲
あとから知ったんやけどこの坂は明神・三国峠っていう名前がついとるらしくて関東の中では屈指の激坂なんだとか。
こんなところを登るだなんて… アタマオカシイ(褒め言葉)

この峠(どこから峠なんか知らんけど)のふもとにあるのが富士スピードウェイ。



ニスモフェスティバルの前日やけどこの日もサーキットに来た。
搬入とかチェック走行とかが見れるからな。
先に言っておくとクルマ好きにとってはニスモフェスティバル当日よりも前日のほうが楽しめる。

サーキットに入場するや否や聞こえてくるレーシングカーのエキゾーストノート。
やってるやってる( ^ω^ )



ちょうどクラシックカーのチェック走行中。
ハコスカだあああぁぁぁぁ

いわゆる”第一世代”のGT-R
2ドアハードトップのKPGC10型(1970年 – 1972年)。
R32の前の前の代のGT-R おじいちゃんにあたる存在だね。
もう45年ほど前のクルマになるんか。ヒエッ
そんなマシーンが元気いっぱいに走っとる姿はかっこよくもあり、愛くるしくもある。



こっちはサニー。



お次はピットに潜入なのです。
時代を彩った日産の名車がずらっと並ぶガレージへ、いざ。

中ではチェック走行前のウォームアップが。

’90   CALSONIC SKYLINE



目の前でカルソニッ君のエンジンがかかる。
グループAで29連勝というトンデモナイ記録を打ち立てたR32 GT-R
のうちの1台。

’93   STP TAISAN GT-R



この鬼キャンである。。。

’98   PENNZOIL NISMO GT-R                                   ’99   PENNZOIL NISMO GT-R



ニスモフェスティバルではすっかりおなじみ(?)のペンズオイル兄弟。
この2台は1998 ‣ 1999年のJGTC(SUPER GTの前身ね)チャンピオンだね✨
R33のラストイヤーもR34のデビューイヤーもしっかり勝ってる。
ルーフにでっかくカーナンバーが描かれとってちょっぴりナスカーテイストなカラーリングがかわいくて好き。
ちなみにぼくのサンニーのエンジンオイルはペンズオイルだよ😀

’06   MOTUL AUTECH Z



2006年のSUPER GT参戦車両。
R34が引退してから今のGT-Rがレース界に戻ってくるまで(2004年 – 2007年)は Z がつなぎの役目を果たしてた。
このときのニスモはまだ2台体制でSUPER GTに出とったんよな。
ヘッドライトが青くてハチマキが赤いのが22号車って覚えてたなぁ

’13   MOTUL AUTECH GT-R                     ’08   XANAVI NISMO GT-R



2008年、GT-Rが復活。
この年のSUPER GTはGT-Rがシリーズを席捲。
シリーズ全9戦のうちGT-Rが勝ち取った勝利はなんと7つ。
23号車がシリーズチャンピオンを勝ち取ったんだよね。

’82   TOMICA SKYLINE TURBO



一世を風靡した「シルエットフォーミュラ」
このゴテゴテな感じがいかにも強そうでとってもいい。

’83   NICHIRA IMPUL SILVIA TURBO



こちらも強そう。

’17   B-MAX NDDP GT-R



推しメン高星クンが乗る3号車。

’17   GAINER TANAX triple a GT-R



エンジンルーム萌え////

’17   MOTUL AUTECH GT-R



2017年のSUPER GTを大いに沸かせた日産のエース車両。
こんにちは。鈴鹿ぶりですね。

’17   S ROAD MORA GT-R



同じく今年のGT500マシン
本山/千代コンビが駆った1台。カラーリングが好き。

そ  し  て

’03   MOTUL PITWORK GT-R



いました。
2003年のJGTC参戦車両。
この年といえば長きにわたってレースに出続けたスカイラインGT-Rのラストイヤー。
めっきり勝てなくなった2002年の後半から第2世代GT-RのアイデンティティであるRB26を捨ててVQ30エンジンを搭載したんだよね。
そして翌年出てきたのがこれ。
これまでとはガラッと変わったマスクと低く構えたボンネットがほんまにどストライクやった。
当時、ぼくは小学4年生。
小さいながらも衝撃を受けたマシーンやったな。
その後のぼくのクルマ人生に影響を与えてしまうぐらいにはでっかいインパクトがあった。笑

ひととおりマシンを眺めたところでいよいよ各車がコースイン!!

’17   Forum Engineering ADVAN GT-R
’03   MOTUL PITWORK GT-R
’98   PENNZOIL NISMO GT-R
’96   NISMO GT-R LM
’99   PENNZOIL NISMO GT-R
’17   MOTUL AUTECH GT-R
FIA GT × SUPER GT × JGTC × JAF GP
’15   NISSAN GT-R NISMO GT3
ペンズオイル兄弟
’17   CALSONIC IMPUL GT-R
’90   CALSONIC SKYLINE



レースカーはやっぱり走っとるところがいちばんカッコイイよね
いつの時代も同じカラーリングのマシン走っとるっていうところにモータースポーツの歴史と伝統を感じる。

小一時間ほどでチェック走行は終了。
ガレージに戻ったマシンを再び眺めに行く。だいすきかよ



ピカピカのカルソニッ君。明日の準備を念入りに。

ロープ越しに少年のような目でクルマを見とったらインパルのお兄さんが
「どうぞ中に入って見てください(^^)」
って言ってくれたから至近距離でカルソニッ君とご対面。



こういうことができるのも前日ならではのアレ。
インパルのお兄さん本当にありがとうございました!

こうして2時間ほどサーキットを満喫。



富士山ドライブよりもメインイベントになってしまったな( ; ^ω^)

サンニーのもとに戻りサーキットをあとにする。
明日も楽しみだな。

その後は御殿場市内に入り、コイン洗車場へ。
当日を迎えるにあたってサンニーをピカピカにしておく必要があったわけで、、、
一日がんばってくれたサンニーくんを労いながらいつも以上に念入りに仕上げていく。
もちろんおやじも動員。
洗車の途中で入ってきた同じR32の親子と互いにチラ見し合いながら洗車完了。
この頃にはもう日が暮れてた🌇

長かった静岡ドライブの初日は無事終了!オツカレサマデシタッ
夜はビールで優勝🍻カンパイッッ

活動時間はおよそ18時間。
1日って長いな。ってかねむいな。。
(ふたりとも夜ごはんを食べながら寝落ちそうやった)

明日に備えて早く寝よう。

続く

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