夏の美ヶ原ドライブ -序章-

ドライブの記録

記録的な猛暑が続いた2018年の夏。

平成最後の夏 というパワーワードが「何かしなきゃ」という気にさせるものの、暑さには勝てずチャリからもクルマからもちょっとだけ距離を置いていた。

気づけば8月も中旬。
お盆に差し掛かり、夏の高校野球も上位校が出そろってきた。

あれ、夏終わるくね・・・?



まだ夏っぽいことが何もできてない!
このまま秋を迎えるのはやだっ!!

きっとサンニーもそう思っていただろう。
暑くなってからも毎週決まったルートをちょろちょろ動かしたり、近場を走りに行ったりしてはいたけど、ロングドライブは春の渥美半島以来ご無沙汰。
走りたくてうずうずしているに違いない。

よし、出かけよう。夏の思い出作りに。

…さてどこに行こうか。

日ごろからSNSとかいろんな人のブログを見ながら走りたいルートを何本か引いとる。
それだけでそこに行ったような気分になっとるんやけど。
この目でサンニーといっしょに見たい景色はいっぱいあるわけで。
今回チョイスした行き先は美ヶ原。
星空と雲海を見てビーナスラインを駆け抜ける全部乗せよくばりプラン。

雲海を見れそうな日に合わせて出発日を検討。。。
見れるかどうかは運まかせ。イチかバチか。
でも、わざわざ遠いところまで行って空振りはしたくないから雲海出現naviとにらめっこ。
8月11-12日は天気が悪かったから見送ってた。



8月18日(土)、出現確率が90%前後で推移しとった。
天気は雲マークがひとつもない完全晴れ予報。
もうこの日しかない。
と思ったから8月17日(金)の仕事終わり、ささっと準備を済ませ一路長野へ。
あるかもしれない出番に備えてチャリも積み込んでおく。

夜中につけるように逆算して20時過ぎに出発!
北陸道 – 名神高速 – 中央道を経由して長野入り。
まだ夏休み期間なだけあって夜遅くまで交通量が多かったな。
いつもスカスカな北陸道も今日はどっちの車線にもクルマがいっぱい。

サンニーくんは久々の高速道路でご機嫌な様子。
「クルマを止めるな!」って感じやったから長野県に入るまでノンストップ。
へっぽこドライバーのぼくが先にくたびれたため駒ヶ岳SAへピットイン。

アフターアイドルを終えクルマから降りる。

え、寒っ。




それもそのはず。ここは長野。
高度はすでに750mほどのところにいる。
気温がどんくらいかは分からんかったけど半袖短パンでいるべきではないことは明らか。
周りを見てもそんな人はほとんどいない。

ここでこんだけ寒かったら美ヶ原ってどんだけ寒いんやろ…

一抹の不安を抱えながら岡谷I.C.で高速を降りる。
R142をグングン高度を上げながら走り抜ける。
あっという間に標高1000mを突破。

走ること数分で和田峠へ



真っ暗で怖い。
料金所跡からビーナスラインにイン。

1日ばかりの絶景ドライブがここから始まる。

そんなぼくの長野入りを出迎えてくれたのは見たこともないような満天の星空☆
肉眼で見える星の数が今までに見てきたそれとは比較にならないほど多い。



…すげぇ

いくつかの展望台に寄りながら美ヶ原高原を目指していく。
標高1700mあたりのアップダウン。



2速ではちょっと軽くて3速ではちょっと重いかなくらいの斜度。
加えてテクニカルなコーナーが続く。
自然とハンドルを握る手に力が入る。
このへんのサイクリストのみなさんはこういうところも走っとるんかな~
なんて思いながら駆け上がること数分、道の駅 美ヶ原高原らへんに到着。

時刻は午前1時20分。
雲海が出るまで3時間弱は仮眠できそうやな。
ちょっと寝よか。






いやいやこんだけきれいな星空を楽しまずに寝てしまうなんてもったいなさすぎる!

てなわけで人気のないところに移動して星空ウォッチング☆☆



きれい。すごい。

長時間露光に設定したカメラのお世話をしながら星空を楽しむ。
このときのぼくはお口を開けてすっごい間抜けな顔で星空を見上げとったと思う。
周りに誰もおらんからいいんだ(‘ω’)

そう、誰もおらんから、、



こういうことだってできるんだ!

そんなこんなで時計を見ると2時30分(!!)
1時間以上も星空を楽しんでしまった。
寝る時間がなくなっちゃうぅ

道の駅にクルマを移動して寝る用意。
助手席に布団を広げしばしの仮眠につく。

寝る前にきれいな星空をもう一度眺める。
流れ星が何個も見えた🌠スゴイ

でもこの星空はまだまだ絶景ドライブの序章にすぎないんだ。
本番は夜が明けてからなんだ。

はやく寝よう。

日が昇るまでにちゃんと起きられますように…
その前に快適性皆無のこのクルマの中で無事寝つけますように……

続く。

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