ぼくのG.W.①(残雪の北アルプスサイクリング)

2019年5月 北アルプス見物ツアー🚗🚲

残雪の北アルプス。

それはぼくが春先にいちばん見てみたい景色だった。
降り積もった雪を身にまとった険しい山々を一度でいいからこの目で見たかった。
改元により思いがけずやってきた10連休。
このチャンスを逃すまい。
車検から帰ってきたばっかのGT-Rとともに家を飛び出した。





着いた。
ここが白馬か。
夢にまでみた白馬の地に降り立った。

さあ、GT-Rくんと絶景の中を駆け抜けよう!

と言いたいところやけど、今日の予定はドライブじゃない。

美しい山々を見るための時間は2日間用意した。
時間たっぷりあるんだ。
絶景の山岳ドライブは明日のお楽しみにして今日は自転車に乗ろう!

GTRくん、今日はキミの出番だ!
八方第二駐車場にクルマを止めてライドの準備に取り掛かる。

あたりを見渡すとサイクルジャージを着ていたのはぼくひとり。
あとのみんなはスキーウェアに身を包んでいた。
そうか。春スキーか。
この時期でもウインタースポーツを楽しめるのが長野県。
レーパンとガチガチの冬装備が同じ場所におるっていうのがなんか不思議な感覚やった。

絶景サイクリングの幕開け

眼前にそびえ立つ北アルプスに向かってペダルを漕ぎだす。
冒険のはじまりだ。
今回はあらかじめガーミンにルートを入れておいた。
参考にしたのはアルプスあづみのセンチュリーライド(AACR)のコース。
毎年レポートを読みながらいつかは参加してみたいとひそかに思っていたイベントだ。

安曇野は走らんし距離も90kmほどしかないからAACRというよりはAR(アルプスライド)かな。笑
どんな山岳ステージになるのだろう。



白馬大橋。
どこを切り取ってもいい風景が撮れると言っても過言ではない白馬村。
スタート直後から画に描いたような風景が広がっていた。

雲ひとつない青空。
自然と頬がゆるんでしまう。
今日一日が素晴らしいものになることをこの時点で確信した。
はやる気持ちを抑えて松川沿いの道に飛び込んだ。

山々を背にして緩い下り坂を気持ちよく下っていく。
途中後ろを振り返ると、



すばらしい景色だ。
もう後ろを向きながら坂を下りたい😊



先は長いのになかなか前に進めない。

急ごう・・・

松川から離れ、とある集落へと向かう。
狭いくねくね道をクリアした先にある1本の桜の木。



これがかの有名な野平の1本桜か。
いろんな人の写真で見たまんまの風景だ。

最近、野平地区に集まるカメラマンのマナーの悪さが話題になってたね。
この日も畑にズカズカと足を踏み入れたり、立入禁止場所に三脚を立てたりしている人がいっぱいいた。
地元の方々のご厚意で駐車場まで用意してもらっとるのに、なんかとっても残念だね。

五竜岳を背に咲き誇る桜の美しさたるや。
この時期に見頃を迎えているとは思ってなかったからこれはうれしい誤算🌸
人が多かったのでササっと写真だけ撮ってすぐに撤収。

次なる目的地へ向かう。

(松川沿いのロケーションは最高やったなあ)
(明日はサンニーで来よーっと😁)

まだ初日の序盤なのにもう明日のことを考えてニヤニヤしとる。
大出公園をパスして今日最初の登り区間が始まる。



国道406号線。
斜度はそこまできつくない。
軽いギアでシャカシャカ回しながら登ってみよう。

いつもより高めのケイデンスで登りをこなしていく。
しんどくならないペースで。

はじめての道はどこまで上り坂が続くのかわからない。



時折、斜度に緩急をつけてじりじりとぼくのことを傷めつけてくる
けど、ひとつひとつ丁寧に対処。

8kmほど登ったのだろうか。
視界が開けた。



これだ。ぼくはこの景色が見たかったんだ。

嶺方峠。言わずと知れた名所である。



戸隠のほうから来ると隧道を抜けた先に北アルプスがパァッと現れるあそこ。
午前中の順光のうちに来たかったんだ。
狙い通り、絶景を拝むことができた👏

今日ひとつ目の山、クリア!

白馬村へと舞い戻り、次なる目的地へと足を進める。



北アルプスの水鏡。



せっせと登ってきた坂道をものの数分で駆け降りて国道148号線に合流。



安曇野アートラインに乗って青木湖を目指す。

その前に、

あとふたつ残っている山登りに備えて腹ごしらえをしなくちゃ。
時刻はAM 11:00。
定刻通り。「あのお店」の開店時間だ。

アニメ ろんぐらいだぁす! より



ログハウスのラーメン屋さん ”ゼ―ブリック” でピットストップ。
燃料補給の時間だ!

ねぎラーメン 780円



ねぎがだいすきなぼくには一品。
やさしい味のスープの背後から黒こしょうが小さくパンチを繰り出してくる。
おいしい。
チャーシューはすごくとろとろ。
おいしい。
ごちそうさまでしたっ!

残りは60km超。
今日のライドはここからが本番だ。



青木湖・中綱湖の横をかすめ、鹿島槍スキー場に向かって方向転換。

ヒルクライム第2ラウンドがここから始まる。
心の準備をする間もなく斜度10%超えの急坂が突如として襲い掛かる。



こんなに急な坂は長く続かないはず。耐えるんだ。



登っても登っても斜度が落ち着きそうな気配はない。
むしろきつくなっとる…



斜度14%(!!)
これが長野の洗礼なのかぁぁ

地獄のような激坂はおよそ3.5km続いた。
そして鹿島槍スキー場に到着。
ここからは林道 小熊黒沢線へ。

ゲレンデの脇道のようなところをリズムよく登っていく。
このあたりで斜度はゆるくなってきていた。
もう壁のように立ちはだかる坂ではない。

てっぺんまでガツンと登ることはなさそうだ。

心拍も落ち着きを取り戻した。
ここからは一定のペースを刻んでいこう。
頭ではそう考えていても、目の前に現れる風景がそうさせてくれない。



こんなにも美しいアルプスを素通りすることができるだろうか、いやできない。
まるでアルプスの少女ハイジに出てくる風景のよう。

標高が上がるにつれてじわじわとアルプスが近くなっていく。
荘厳な山容を眺めながら林道のてっぺんに向かって黙々と登り続ける。
長い長い登りの末、たどり着いたのがここ。



小熊山のパラグライダー場。
この日のチマ=コッピは仁科三湖のひとつ、木崎湖を見下ろす絶好の展望スポット。
標高は1300m。伊吹山の高さとほぼ同じなんか。
登り始めの地点との標高差は実に500m以上あるそうな。
小熊山とかかわいい名前がついとる割に坂のスペックは全然かわいくなかった。
けど、嶺方峠と同様にここもルートからは外せなかった。



これだけきれいな景色が待ってくれているならもう、登るしかないよね。
自力でたどり着いたという達成感が眼下に広がる景色をさらに美しいものにしてくれる。
こればっかりは写真では伝えきれない。

いいものを見れたな。

今日ふたつ目の山、クリア!

ここからは木崎湖に向かってダウンヒル!



狭い上に見通しが悪くさらにテクニカルなコーナーが続く林道を駆け降りていく。
こんだけ斜度があると登ったごほうびであるはずの下り坂でも気が休まらない。
登りでは足とメンタルを削られ、下りでは神経をすり減らす。
平地ではなかなかない過酷さを味わっとるな。

ダウンヒルを終え、木崎湖に到着。
だいぶ南のほうまでおりてきたな。
このまま白馬へ戻ってもいいかなとも思ったけど、行きと帰りで同じルートを通るのはあまり好きではない。
せっかく遠いところまで来とるんやからもっといろんな景色を楽しみたい。
よくばりやからもうひとつ山岳区間を用意しておいた。
山登り第3ラウンドに向けて大町市内をさらに南下。
例のごとく、長野の山は突如として牙をむく。

大町山岳博物館 らへん



大町山岳博物館を過ぎたあたりで急坂区間が始まる。



もう・・・やめて・・・・・
10%超えは当たり前。体感的には小熊山の林道よりもきつい。
登っている最中はここをルートに盛り込んだ自分のことを恨んでいた。

道端の標識が山頂までの距離を教えてくれるものの、まったく進んでいる気がしない。

きつい。
心を無にしてよろよろと登っていく。
感情の起伏にエネルギーを使っている場合じゃない。

やがて視界が開けてきた。
残り1km。
山頂までの案内板がフラムルージュに見える。

そして、登頂。
標高1164m。鷹狩山山頂からの展望がこちら。



パッと見山岳博物館からの景色とそんな変わらんやんとか言わない。
高さと開放感がまるで違うんだ。



逆光気味の北アルプスやけど、それもまたいい。
どこから見ても本当に美しいなあ。

しんどい思いをしてまで来る価値は十分にあった。

この日みっつ目の山、クリア!

さあここからはスタート地点に戻るだけだ。

山を下って県道497号線( = 美麻八坂線)に乗っかって白馬を目指していく。



多少のアップダウンはあるけど、時折姿を現す北アルプスがめっちゃきれい。
最後の最後まで北アルプスを満喫したいがためにこのルートをチョイスした。

時刻は午後4時を迎える頃。

船木ぃぃぃ~



白馬村に戻ってきた。
90kmばかりの冒険も終わりのときが近づいてきた。
自転車で初めて挑んだ長野の道。
険しくも美しい、世のサイクリストを虜にするような道やったな。

もう見飽きたってくらいに北アルプスを拝み続けた1日。
行きたいところを全部盛り込んだよくばりルート。
ちょっと無茶しすぎたかな?
と思ったけどあれだけの絶景を見れたんだから文句はない。
ありがとう白馬村。

あ、明日もお世話になるんやった。

走行距離:91.8km / 獲得標高:2004m

2日目に続く

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