スカイライン(GV1) × スカイライン(732)

ドライブの記録

同じ県内に黒色の、フルノーマルの、スカイラインに乗っている同年代がいる。
それを知ったのは今年のはじめのことだった。
それからお互いの写真に「いいね」を送り合ったり、写真スポットを共有したり..
一度お会いしてクルマを並べたいなあ。
なんて思っていた。

それから数ヵ月…
ひょんなことからほんとに会えることになった!
今回は純正オタクという珍しい人種が奥琵琶湖で会合してきた記録です。

11月14日(土)

今回の対戦相手はくろけさん(@ IJN_ENR34gv1)
SNSでメッセージのやり取りをしていたとはいえこれが初対面。
グータンヌーボーのはじめましての前のようにそわそわする気持ちを抑え、集合場所へ向かうと、
広い駐車場にはすでにオトナな雰囲気の漂ったセダンがさわやかな青年を乗せて佇んでいた。

「どーもー!はじめまして~」
SNSでよく見るクルマだ。
実際にお目にかかった瞬間はなんだか芸能人に遭遇したような気分だった。

あいさつをかわし、お互いの愛車をしばし眺め、出発!
今日は県境をちょびっとだけ跨いだ奥琵琶湖エリアをご案内。
静かでいい雰囲気のいいドライブルートをゆっくり流す。
テーマは オトナのツーリング で行こう!

まずはR161を越え、マキノ町へ。
今や立派な観光地と化したメタセコイア並木へ。
色づき始めた木々のトンネルには黒山の人だかり。

ゆっくりできる場所へ避難。
ここでようやく「今日の主役たち」が肩を並べる。

ENR34 × BNR32

渋い。渋すぎる🤤
クルマ遊びを一周したおじさんたちが降りてきてもおかしくないようなオーラを纏う2台。
このシンプルな姿がいちばんいいんだよ🤤

メタセコイア並木を横目に駐車場の木々で秋を感じながらしばし撮影タイム📷

いろんなところでクルマの写真を撮るのが好きなのもぼくたちの共通点。
ふたりしていろんな角度から舐め回すようにシャッターをバシャバシャ切る。
2台とも端正なお顔立ちではあるんやけど、なんかかわいらしい。

軽く になっているメタセコイア並木周辺とは早々にお別れ。
2台で仲良く次の目的地へ。

桜の名所、海津大崎も経由。

穏やかな湖面の前でも1枚。
赤く色づいた葉っぱが見れるかと思ったけど、もうすでに落ちてた。

同じ車種・同じ色の2台が並ぶ姿はなんとも尊い。
どのアングルから眺めても美しい。

ちょろちょろ進んでは何枚も写真を撮っちゃうからこの日は超超スローペース。笑
全然走ってないのにもうお昼になろうとしてた😂

さすがにちょっぴりペースアップ。
海津大崎を過ぎ、奥琵琶湖パークウェイへと続く快走区間に合流。
琵琶湖沿いのくねくね道はやっぱり気持ちいい。(工事だらけやけど)
そのまま勢いよく奥琵琶湖パークウェイを駆け上がる。

そして展望台に到着。
鮮やかなもみじの下にスカイラインたちを潜り込ませて1枚。
ここでくろけさん、軽く本気モードに突入。
トランクから次々と出てくる撮影機材たち。
ぼくも手持ちで応戦したけど、逆光 × 日陰のダブルパンチであえなくボツ作品だけが残りました。

展望台まで来たらゴールのような感じがするけど、奥琵琶湖パークウェイのもみじはここからが本番。
つづら尾崎展望台からずんずん登るとそこはもみじのトンネル🍁🍁

落ち葉のじゅうたんをかき分け、見上げると紅葉のトンネル。
起伏に富んだジェットコースターのような道が鮮やかに染まっていた。
いいほど写真を撮りまくっているけど、ここも素通りするわけにはいかない。

地面に這いつくばったり、側溝に入り込んだり、土手の上に登ってみたり。
これだという1枚がシャッターを切るたびに撮れる。
どんな撮り方をしても画になる。
きれいな景色の中に溶け込むぼくたちのクルマが「確変」を起こしてくれた。

やっぱり丸型テールだよね

1枚撮ってはモニターを眺めてニヤつく。それの繰り返し。
走り出してもすぐに何回もクルマを止めてしまって申し訳なかった。笑

奥琵琶湖エリアを十二分に満喫し、西浅井へ降りてきたときにはお昼過ぎ。笑
ぶっ通しで楽しんでたからおなかがすいたね。
ちょっと遅めのランチを楽しむため、「昼食会場」へ急ぐことに。

いろんな景色を見せてくれた琵琶湖を離れ、木之本から進路を北にとる。

去年から今年にかけてキャンプ道具もせっせとそろえていたぼくたち。
せっかくだからお昼はクルマを眺めながらまったりしよう!
というぼくの希望で静かな湖畔に降り立った。

愛車と自然を楽しめる即席テラス席をササッと設営し、ランチの準備に取り掛かる。

この日のメインは近江牛のヒレステーキ🥩
これをアツアツのスキレットで一気に焼きあげる。

そして飯盒で炊き上げたほかほかのお米の上にのせてステーキ丼のできあがり🍚
ノンアルコールの銀色のやつもつけて優勝させていただきました🎊

食後はまったりコーヒータイム☕
お互いの愛車のそばでしばしクルマ談議に花を咲かせる。
スカイラインを好きになったきっかけ、あえて純正にこだわる理由、愛車とのこれからのこと..
分かってはいたけど、共感できることが多すぎてめちゃめちゃうれしかった。

同年代のスカイライン乗りは多くいるけど、その中心はいじることも楽しむ層。
好きなクルマをかっこよくしたいと思うのはクルマ乗りにとってはごくごく自然なことだからね。
ぼくも買ったクルマが今のサンニーくんじゃなかったら、カスタムの沼に足を突っ込んでいたと思う。

それもいいけど、フルノーマルというのもひとつの完成形なんじゃないかな。

どこもいじらずに乗り続けた前オーナーさんの思いを少しでも引き継ぎたい。
っていうのがフルノーマルを貫くことになったいちばんの理由。
このクルマが愛車になってからはスカイラインというクルマが持つ長い歴史もお勉強した。
そのうえで代々語り継がれることになった名車を世に送り出した当時の日産自動車に敬意を表したい。
そういった思いも強くなって、より一層純正へのこだわりが増した。

ぼくがサンニーくんを降りるまでこの姿が変わることはない。
そう言い切ってもいいだろう。

一日というのは本当にはやいもので、気づいたら日が傾き始めていた。

本当に充実した一日だった。
乗っているクルマや年齢が似ているだけでなく、愛車に対する考え方・価値観、さらにはクルマの楽しみ方までもが一致する人がこんなにも近くにいるとは思ってもいなかった。
そんな人とSNSを通じてつながることができる。そして実際に会うことができる。
ネット活用のお手本のような出会いやった。笑

お別れする直前までふたりしてバシャバシャ📷

次はだだっ広いキャンプ場でお互いのキャンプ道具と愛車を並べましょう。
固い約束を交わして帰路に就いたのであった。

すばらしい一日をありがとう!

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