麻那姫湖。
福井県は大野市、九頭竜川水系の真名川にそびえ立つ真名川ダムによって形成された人造湖だ。
その湖のほとりに広々としたキャンプ場があるらしい。
これは一度行ってみなくては。
なんて思いながらかれこれ2年弱が経とうとしていた。
((今年こそは…!))
とひそかに企んでいたところに「あのお方」からのお誘いが。
日・月と麻那姫湖に行くんですけど、ひとりじゃさみしいので来ませんか?
なんだと!
麻那姫湖のキャンプ場、見てみたい!
こうして念願の麻那姫湖行きが前日の夕方に急遽決まった。
ただひたすらに、山奥へ。
6月20日(日) ☁→☀
昨晩遅くまで降っていた雨は未明には上がったようだった。
サンニーくんを走らせても問題ないくらいのコンディションになっていてくれてひと安心。
さあ、今週もキャンプ場に向かおうか。
前日はワクワクのあまり全然寝れんかったからめちゃくちゃ眠たい。
重たい体にムチを打って荷物を積み込み、いざ出発。
買い出しと給油を済ませて高速道路に飛び乗る。
最近はほとんどかっ飛ばしてあげられてなかったからほんの数区間だけ。
県外に行くこともなければ高速道路を走る機会もめっきり減った昨今。
久々に快適クルージングの時間を楽しめた。
高速を降り、国道158号線を走っていくと大野の街にたどり着いた。
市街地を抜けるとどこまでも続いているかのような田園風景が広がっていた。
稲の伸び具合は、初夏から初秋にかけて季節の移ろいを感じるひとつの指標となる。
グングンと背を伸ばしながら青々としていく田んぼたちを眺めるのは大好き。
ナビに従って歩を進めると、やがて田園区間も終わり、標高がグングンと上がっていく。
狭くなった車線に見通しが悪くテクニカルな複合コーナーが続く道。
あぁ、久しぶりにドライブを楽しんどる感じがしてきたぞー!!
気持ちの昂ぶりから自然とハンドルを握る手に力が入る。
そして真名川ダムに到着。
高さ127.5mを誇るアーチ式コンクリートダム。
道中下から見上げられるところも通ったけど、バカでかい。
九頭竜川水系の中では2番目にでかいダムらしい。
クルマから降りてちょっとだけ散策を挟んだのち、リスタート。
くろけさんはすでにキャンプ場に到着していた。
急がねば。
真名川ダムからさらに山奥に進んでいくこと数分、キャンプ場に到着した。
キャンプ場、広すぎ問題。
管理棟で受付を済ませているとくろけさんがお出迎え。
広々としたキャンプサイトでスカイライン2台がまたしても相見える。
お決まりのようにツーショットを量産した後はサクッと設営を…
始めたいところやったけど、どこにテントを張ろうか。
川に面し、森に囲まれたキャンプ場のキャパシティはおよそ400サイト。
半端じゃない広さだ。
解放感あふれる芝生のど真ん中にドーンと構えるのもいいし、
川の近くでせせらぎを楽しむのもこの時期気持ちよさそうやし、
木陰がいっぱいの涼しげなところもあるし…。
前日雨が降っていたこともあって1泊している人たちはほぼ皆無。
よってサイトは選び放題。
というわけで場所はくろけ’sチョイス。
日が差して暑くなり始めた11時前、ぼくたちは各々設営を始めた。
これがやりたかったのです。
ふたり黙々と地面にペグを打ち込む。
全面芝のサイトやから油断しとったけど、ぼくたちが選んだ場所は恐ろしく地面が固い。
村の鍛冶屋謹製のエリッゼステークをもってしても苦戦が強いられた。笑
思いっきり振り下ろしたペグハンマーも真鍮ヘッドの角が数か所欠けてた😂
ヒイヒイ言いながら本日の設営もなんとか完了。
右手がおかしくなりそうだったよ。笑
設営が終われば恒例のニチャニチャタイム。
くろけさんのサイトはパンダVCとムササビウイングの連結スタイル。
緑に映える白色にまとまりのあるキャンプギアたち。
こだわりとセンスが光るサイトだよね。
今回は一泊するにあたって新兵器(ソトネノサソイ)もパンダVCの中にすっぽり。
寝心地やいかに。
ぼくはというとkari12を水平張り。
サンニーくんをテントとタープの隣に置くだけでは飽き足らず、とうとうサイトの「中」にぶち込んじゃった。笑
お休みを取れなかったぼくは残念ながら日帰り。。
アスガルド?どう考えても今日は要らないよ。
あそこまで登ると多分このサイトが見渡せると思うんですよ~
くろけさんがキャンプ場よりも高い場所にある道路を指差す。
なるほど、行ってみよう!
こりゃすごい!!
草原のように広がるキャンプ場の中に佇むぼくたちのおうち。
この画を狙って設営したわけじゃないけど、遠目で見てもどっちのサイトもキマッている。
キャンプサイトにスカイラインがいる風景。
これがたまらないんだよねぇ🤤🤤
だだっ広いキャンプ場でくろけさんがこの場所を選んだワケはここにあった。
いや~、脱帽です。
改めて自分のサイトじっくりと。
ポールとサイドミラーはスレスレやし、ペグは踏んづけてしまいそうやし、何より自分の居住スペースがほとんどない。笑
頭の悪いレイアウトやけど、サンニーキャンプをやると決めてからずーーーーっと頭の中で描いていた「車庫入れスタイル」がついに実現。
改善の余地はあるけどね。笑
そうです、ずっとこれがやりたかったのです。
まったりランチ
ひととおり楽しんでキャンプ場に帰還。
サイトに戻りながらもシャッターを切りまくってたんだけどね。
そろそろお昼ご飯の準備を始めよう!
今回は現地集合だったということもあってごはんはソロキャンスタイル。
各々持ってきた食材を各々で調理することに。
まずはご飯を炊かないとね。
というわけで、メスティンが久々に登場。
おいしく炊き上がるかな~
その間に1杯🍺
キンッキンに冷えたビール()を。
あまりののどごしの良さに気づいたらなくなってた。
ごはんが炊き上がるまではもう少し。
やることも特にないからしれーっとお隣を覗いてみると、なんと串揚げを作ってた。笑
強すぎんか。
串カツにうずらの卵、チーズ、玉ねぎ、そしてほっっっくほくのじゃがいも。
すごく気合が入ってる…
持って来すぎたからとおすそ分けをいただいたけど、めちゃくちゃおいしかった。
串揚げを横目にぼくもいそいそとお昼ご飯づくり。
ぼくが用意した食材はネギトロとインスタントのお味噌汁。以上。
炊き上がったごはんに乗っけるだけの簡単メニューだね。。
こちらもひとり分以上の量やったからおすそ分けさせていただいたけど、全然釣り合ってない。笑
とはいえ、山の中で食べる海の幸もなかなかよかった〇
もっと豪勢に海鮮丼とかにするのもいいな😋
食後のコーヒータイム
おいしいおいしいランチをいただいた後はデザートの時間。
まずは挽きたてのお豆でアイスコーヒーを。
コーヒーサーバーの中で踊る氷の音が心地よい。
淹れたコーヒーで火照ったからだがひんやり。おいしい。
コーヒーのお供はくろけさんが持ってきてくれたクレープと今川焼(カスタード)。
どちらかが必ず用意してくる今川焼、もうレギュラーメンバーにしたい。
キンキンのコーヒーをいただきながらクルマ談議に花を咲かせるなど。
ぼくのサンニーくんは今年で27歳、くろセレは21歳(?)
お互いひと昔前のクルマになりつつあるのは事実。
いろいろくたびれてきた部分は出てきているし、ボディにも傷をつけたりつけられたり。。
近くで見ると27年間積み重ねてきたものがよく浮き上がってくるようになってきたんだよね。
くろセレも同じような状況らしく、今年は何やら大規模なリフレッシュを企んでいる様子。
予備の部品も着々も買いそろえていて準備も整いつつあるよう。
「くろセレという相棒の最後のオーナーになる」という強い意志を持っていてほんとにリスペクト。
ぼくもサンニーくんとの付き合い方をどうしていくべきか今一度よく考えないとね。
帰りたくないけど・・・
いろんなお話をしているうちに時刻は午後3時を回っていた。
ちょっと早いけど、そろそろお片づけをしないと。
鬼のように硬かった地面に打ち込んだペグは抜くのもひと苦労。
ギラギラな日差しのなか汗だくになりながら道具を片付けていく。。
そして撤収完了!!
きれいさっぱり。
デイキャンプは荷物が少ないのでラクですね!
えぇ、それで少ないんですか…
などというやりとりがあったり。
よくよく見ると、お泊りに必要な道具がないだけでいつもとほぼ変わらないくらいの量やった。
あらためて、テント要らんかったやろ。
撤収後はクールダウンがてらくろけ号とツーショットを。
また始まったぼくたちの撮影タイム。
「そろそろ帰ろうかな?」
って言いだしてからが長いのはいつものこと。笑
型式は違えど同じ車種・同じ色。
どんな場所でもこの2台が並ぶ姿は美しい😙
舐め回すようにいろんなところから写真を撮ってようやくお別れ。
1泊できんのは非常に残念やけど、くろけさんが夜の部で優勝されることを祈願して帰路に就く。
麻那姫湖のほとりにある広々としたキャンプ場、いいところだったなあ。
近くはないところやけどまた来たい。
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デイキャンプ2回、テン泊1回。
春先から全力でキャンプを楽しんでたな。
来週からはいよいよ梅雨入り☔
夏までは一旦キャンプはおやすみになるかな?
次の出撃に向けてキャンプ欲を高める期間にしよう。
もちろん、ここのキャンプ場でも1泊したいな。
川のせせらぎに満天の星空…
想像しただけでもワクワクするね。
まあ、今回はいい下見ができたということで!!
ナイスキャンプでありました◎
くろけさん、呼んでくれてありがとう!!
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