いきなりやけど、今回はめずらしくカメラのお話。
ぼくの相棒はNikonのD7200。
2017年の1月から使い始めて5年弱。
いつでもいっしょ、どこでもいっしょ。
もうこのカメラのことを調べる人はあまりいないだろうけど、今回はそんな愛機の超々々長期レビューです。
よくできたいいヤツ
Nikon D7200
基本スペック
・センサーサイズ:APS-C
・画素数:2416万画素
・画像処理エンジン:EXPEED4
・シャッタースピード:1/8000秒 – 30秒
・ISO感度:100 – 25600
・AF測距点:51点
・重量:765g
D7500の1世代前のボディ。
今こうしてスペックをつらつらと並べてもその性能の良し悪しはよくわからんけど、各所の評価によるとバランスの取れたいいカメラ。
実際、趣味で使う分には十二分な性能やったと思う。
下位クラスにあったD5600やD3500のようなエントリークラスの足りないところをしっかりと補った、痒い所に手が届く頼れる存在。
そんな感じの1台なんじゃないかな。
購入のきっかけ
サンニーくんをきれいに撮りたい!!
そう思ったのが一眼レフの購入に踏み切ったきっかけ。
じゃあなんでぼくがこのカメラを選んだのか。
Nikonを選んだのは、一眼レフを買う前に使っていたコンデジがNikonだったから。
ミラーレス一眼ではなく一眼レフを選んだのは、シャッターを切っているバシャバシャ感が欲しかったから。
APS-C機をチョイスしたのは、フルサイズまでは要らないでしょって思っちゃったから。
そんなざっくりとした理由でNikonのデジタル一眼レフにたどり着いた。
いくつかある選択肢の中でD7200を選んだのは、((ミドルグレードを買っときゃ満足でしょ))という思いがあったから。
はじめにちょっと背伸びをしてでも「ある程度いいもの」を買ってしまったほうがあれこれ買い替えもせずに済むから、長い目で見ると経済的。
っていうのはどの趣味においても成り立つもの。
ロードバイクのコンポーネントでいうならシマノの105、野球のグラブでいうならミズノのビクトリーステージ(ちょっと古いな)くらいのランクのものがあればぼくとしては必要十分。
というわけで導き出した結論がこのD7200だった。
作例
この選択は結果としては大正解。
写真というものが趣味の一部となり、お出かけの際にはなくてはならない存在となった。
いろんな写真を撮ったなあ。
サンニーの写真だけではなく、グランド・ツーリングに出た先で見つけた風景もバッチリ。
少々重いけど、自転車旅にもついてきてもらったり、時にはサーキットで流し撮りをしたり。
最近ではキャンプでも大活躍してくれてるね。
一つ一つの思い出が今もこうしてきれいに残っているのは間違いなくこの子のおかげ。
過去に撮ってきた写真を見返すと、改めてカメラを買ってほんとによかったと思えるよね。
インプレッション
長期レビューとか言っときながらここまで一切使った感想を述べてないね。笑
ぼくなんかが語れることはあまりないけど、長い間使った所感をそろそろ書いておきます。
豊富すぎるレンズの選択肢
ニコンの一眼レフに搭載されているのは歴史あるFマウント。
「レンズのニコン」と言われるように、長い年月をかけて生み出されてきたNIKKORレンズは珠玉の名作揃い。
その中に勢いのあるサードパーティが殴り込んできたこともあってレンズはまさに選び放題。
この豊富な選択肢は間違いなくNikonの一眼レフを選ぶことのメリットになってた。はず。
そんなことを言ってもあまり高いものは買えない。
大三元なんて夢のまた夢。
レンズを買い足したり売ったりしながら今は
・16 – 80 F2.8 – 4(通しじゃないけどF2.8の世界を教えてくれたDXフォーマットレンズの名作。)
・70 – 200 F4(いわゆる小三元。がっつり寄れてそこそこボケてAFも素早い優等生。)
の2本に落ち着いている。
このブログに出てくる写真のほとんどはこれらのレンズで撮ったものだよ。
そんなFマウントも今ではすっかり過去のものになっちゃいそうやけど、レンズを買い足すときはその種類の多さに驚いたな。。
SDカードデュアルスロット
D7200の記憶媒体はぼくたちの生活ともなじみのあるSDカード。
差し込み口は2か所。これが便利なんだよね。
保存できる絶対数が多くなるから、少々ズボラなぼくでもカードがパンパンになってしまうことはまずなかった。
JPEG+RAWで撮った時なんかは保存場所を分割することができる。
PC取込時のデータ選別も超スムーズ。
他のメーカーの機種についてはあまり知らんけど、SDカードオンリーのデュアルスロットはカメラをガチガチにやってないぼくにとってはすごく便利やった。
圧倒的なバッテリーライフ
カタログ上の撮影可能枚数は1110枚。
すごい数字だね。
実際に丸一日撮っててもバッテリーの心配をしたことはほとんどなかった。
レンズに写った映像を光学ファインダーを通してダイレクトに切り抜く一眼レフ。
これがいわゆる「ファインダー越しの私の世界」(?)とかいうやつなんかな。
映像エンジンを通して画像に変換したものを映し出す電子ファインダーとは違い、レンズに写っているものを鏡とかなんかいろんなものに反射させて映し出しとるだけやから、バッテリーの持ちは当然ミラーレス一眼よりもはるかにいい。
ライブビューを使いまくるときはまた別やけど。
このバッテリーライフにぼくは何度も救われた。
連写性能
このカメラは7コマ/秒の連写速度を実現。
上位機種と比べるとそりゃ劣るけど、モータースポーツ観戦の場においても不足はなかった。
まあ、大砲レンズを抱えてマシンガンのような連写速度で撮影する人たちに囲まれるのは怖いけどね。笑
堅牢性、防塵防滴
ぼくの使い方は他のライトユーザーの方たちと比べるとやや荒いと思う。
ロードバイクに乗っとるときなんて常に背中の上で揺れとるし、雨の日でも平気で持ち出したりするし。
それでもこの子は根を上げることなくがんばってくれた。
マグネシウムが使われた頑丈なボディは評判どおり、ちょっとやそっとのことでどうにかなったりすることはなかった。
一回だけ、腰の高さから落とした時はさすがに割れてしまったけど。苦笑
重量
これはAPS-C機の中ではまあ重い。
バッテリー込みで765gというボディ重量は、下位グレードの機種+300g。
とはいえ、フルサイズの一眼レフはもっと重たいし、下位グレードにはない機能がその300gに詰まっていると思えばそんなに重くないのかな?
持ち出すのが嫌になるくらいの重さではないし、気になるくらいの重量であればそもそも一眼レフなんて選んだりはしない。
ずっしり感はほどよい安定感を生み出してくれるしね。
ひとつ言えるのは、一眼レフを背負ってライドに出かけたいというニッチな人にはもっといい選択肢が絶対にある。笑
高感度耐性
カメラを始めた頃には知りもせんかったフレーズ。
やけど、ここ最近いちばん気になっているのが高感度耐性の低さ。
ボディ内でノイズ除去をしてくれたりするけど、大きな画面で引き伸ばした時のざらつきはイマドキのカメラよりも多いかな。
限定的なシチュエーションでしか気にならんところではあるけど、他と見比べるとどうしても気になっちゃう。
・
・
ありがとう、さようなら
いいところも悪いところもあるけど、このカメラは紛れもない名機。
ぼくの中では文句ナシ◎
とか言いながらも、この度D7200とはお別れすることにしました。
あまりの唐突さに我ながら驚きを隠し切れんけど、定期的に発症する「フルサイズ欲しい病」にとうとう耐え切れなくなった。
ディスクロード化の波には抗い続けているけど、ミラーレス化の波には乗ってみようかな、と。
というわけで、次なる相棒は…
これまでの思い出を胸にぼくは新たな相棒とともにいろんなところを駆け回ろうと思います。
ありがとうD7200!ぼくはきみのことを忘れない。
コメント