長野県(たまに山梨県)の紅葉はやっぱり美しかった。
平日の間にぽつりと入り込んできた祝日の朝、ぼくたちは清里の山中にいた。
2021年の紅葉狩りは、あゆみちゃんの愛車シロスビーで幕開け。
最初にして今シーズン最高の撮れ高となりそうな一日のレポートです。
あー、ころぼっくるひゅってにいきたいなあ
今年はどこへ紅葉ハントに行こうか。。
ネットに上がるドライブレポを見ながらそわそわする時期がやってきた。
地元にはない「高いところ」までまた行きたいなぁ。
長野の紅葉もまだ残ってるみたいだなぁ。
長野かぁ。ちょっと遠いかなぁ。
なんて思いながらグーグルマップを見ていたとなりで
今年もころぼっくるひゅってには行けずじまいなんかな~
とおっしゃる妻あゆみちゃん。
あの山小屋にどうしても行ってみたいらしい。
ホントは夏ごろにビーナスラインへドライブに行く予定やったんやけど、行けなかったしね。
年内に行くならこの時期がラストチャンス。
あそこまで行くなら絶景もたくさん見せてあげたいし、その中にいるクルマがシロスビーならあゆみちゃんにも楽しんでもらえるだろう。
よし、長野へ行こう!!
祝日前日の仕事終わり、ごはんとお風呂を済ませ、ぼくたちは夜の高速道路に飛び乗った。
満天の星空と美しすぎる夜明け
11月3日(水)
ほぼ無計画なままグランドツアーが始まった。
ころぼっくるひゅってに行く以外の予定はほぼなかったけど、
・きれいな星空が見たい!
・高原の紅葉が見たい!
・絶景の中をシロスビーで駆け抜けたい!
っていうのがあゆみちゃんのリクエスト。
すべて叶えさせていただこう😊
というわけで、今回は2年前の紅葉ドライブのルートをトレースすることに。笑
中央道のいやらしいアップダウンとくねくね道をクリアし、真っ暗な山道をずんずんと進んでいく。
たどり着いたのは美し森(の駐車場)。
クルマから降りて空を見上げると、見事なまでの星空が広がっていた。
きれいだ…
標高約1,500mの地点から楽しむ真夜中の天体ショー。
((これは最高な1日になるな))
と、この時点で確信した。
星空ミッションをクリアした後は清里駅の近くで夜が明けるのを待つ。
日の出とともに行動開始!
まず向かったのは清泉寮。
富士山もはっきりくっきり。
まだ眠たそうなアホ面くん。
今日も一日よろしくね。
幾重にも重なる山の稜線とそこに射し込む朝日の美しさにしばし立ち尽くす。
寒さも忘れるほどの景色だ。
地元で見る風景とはあまりにも違いすぎてのっけから感動の嵐。
澄んだ空気でシャッキリお目覚め。
牛さんたちとともに朝のひと時を満喫した。
その一部始終はばっちりライブカメラに写っていた。笑
八ヶ岳エリア一気食い
ここからはいよいよ絶景ドライブ。
まずは八ヶ岳エリアを攻略していこう。
景色を楽しみながらきれいなところがあったら止まる。同時に紅葉も楽しむ。
サンニーくんに乗っていてもシロスビーに乗っているときもやることは同じ。
絶景と紅葉をまったり味わい尽くそう。
黄色い橋
清泉寮から北杜八ヶ岳高原線を一気に駆け下りてまずは八ヶ岳高原大橋へ。
通称黄色い橋。
眼下に見下ろす深い渓谷も、後ろに見える山々も、全部きれい。
葉っぱの色づきもいい感じ〇
アホ面くんは寒すぎてミラーを閉じちゃったね。(鍵かけただけ)
橋を渡ってみたり、展望台に上ったり。
ナイスなビュースポットを存分に楽しむことができた。
赤い橋
黄色い橋を堪能した後は赤い橋も見ておかないとね!
来た道を戻って八ヶ岳高原ラインに入線。
ほどなくして出てくるのが東沢橋。
通称赤い橋。
展望台から橋を見るやいなやクルマに乗り込むあゆみちゃん。
ぼくのやりたいことがよくわかっているみたいですねぇ。笑
他のクルマの切れ目を狙ってバツグンのタイミングで橋を1往復。
「旅するシロスビー」な1枚を今回もゲットできた〇
お願い、MT車の免許も取って!笑
雲一つない青空と、紅葉に染まる山と、鮮やかな赤い橋。
その中に写りこむかわいいシロスビー。最高だね。
燃えるようなもみじ🔥を背に次のスポットへ向かうことに。
平沢峠
対を成す2本の橋を満喫した後は鉄道最高地点を横目に八ヶ岳スケッチラインへ。
田園地帯の脇道を抜け、山道を駆け上がる。
一見ローカルな一般道やけど、この道を登った先には…
平沢峠!!
やー!すげーー!!
八ヶ岳の南麓を見渡す特大パノラマ!
ごつごつとした厳つい山々が織り成す絶景に心が洗われる(ような気がする)。
まるで絵に描きたくなる風景だ。
ん?だから「八ヶ岳スケッチライン」なんか??
行くとこ行くとこで絶景が畳み掛けてくる。
非日常的な景色の連続にうれしい悲鳴を上げながらさらにクルマを進めていく。
八ヶ岳高原ヒュッテ
まだまだ続く八ヶ岳の美しい風景たち。
グランドツアーの後半戦に備えて一度給油を挟んだ後、八ヶ岳まきばラインへ。
このあたりから紅葉のラッシュが始まった。
あらかじめ目的地に設定していたところや、そこに至るまでにたまたま通りかかったなんでもないようなところなどなど、きれいなところが多すぎて何度も足止めを食らっちゃう💧
ようやくたどり着いたカラマツの並木道。
落葉が始まっていたけど、それでも黄金色に輝く美しい並木道は健在。
こういった風景に映えるボディカラーはやっぱり 白 だよねぇ。。
ここまで来たので八ヶ岳高原ヒュッテにも。
おしゃれな洋館をバックにポーズを決めるアホ面くん。かわいい。
松原湖
広かった八ヶ岳エリアともようやくお別れするときが近づいてきた。
八ヶ岳高原ヒュッテで折り返し、南牧村は松原湖へと向かう。
どでかい1本もみじが見頃になっているだろうという期待を込めて。
松原湖付近でグーグル先生に導かれた狭小な林道。
((いやいや絶対こんなところ通らなくてもいいでしょ))
と思いながらも小回りの利くシロスビーなので踏み込んでみることに。
これが案外よかった🙂
脇道にちょっと入っただけでこんなにも風景が広がっているからこのあたりはほんとにズルい。
思わぬ寄り道を挟みながら松原湖に到着。
湖面越しにカラフルな葉っぱたちがきれいに色づいていた。
遊歩道をちょっとだけ歩いてみたり、高く昇ったお日さまを浴びたり。
忙しなく乗り降りを繰り返していたからこのあたりでちょっとひといき。
2年前に見たあのもみじの色づきもパーフェクト。
真っ赤になる一歩手前のこのグラデーションがもう大好き。
シロスビー、ちょっと木の下に行っておいで!
大きな口を開けてきれいなもみじを見上げるアホ面くん。かわいい。
バイクやオープンカーなどなど、「絶景ハンター」と思しき方々が入れ代わり立ち代わり木の下に愛車を収めていく。
中にはぼくがウォッチさせてもらっている某有名ブログの主もいて、なんだか有名人に会った気分。
場所のチョイスは大正解だったみたいだね!
大きな湖ではないけど、ここから見える景色は一見の価値あり。
松原湖、ほんと好き。
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紅葉に染まる山、高原のカラマツ、そして真っ赤に燃え盛るもみじ。
紅葉の盛り合わせを惜しみなく見せてくれた八ヶ岳エリア。
何度でも来たくなるいいところだ。
いろんな景色を見せてくれてありがとう。
再訪を誓って次なる目的地へと向かった。
雪があったよメルヘン街道
八ヶ岳周辺の紅葉ハントもこのあたりで一区切り。
この後は、おまちかねのビーナスラインに向かうおうか。
時計を見るとすでにお昼前。これはやばい。笑
思っていたよりも2時間以上押しているではありませんか。
ピッチを上げていこう💦
八ヶ岳ビューロードを抜けてメルヘン街道へ。
見どころいっぱいの絶景ロードもこの日はただ移動するだけ。
んー、なんとももったいない!
果てしなく続く急坂をバタバタと駆け登るシロスビー。
峠はもう少し先だ、がんばれ。
唸り声のように小さなエンジンをとどろかせて力強くチマ・コッピを目指す。
が、一息で登り切ることはできず。
(ぼくたちのおなかが空いたので)中腹のレストハウスで小休止。
『レストハウスふるさと』
〈営業時間〉9:00 – 17:00
〈営業期間〉4月下旬 – 11月中旬
標高1,706mでソフトクリームをいただくなど。おいしすぎ。
えらい高いところまできたもんだ。
眼下に広がる景色を楽しんだところでピットアウト。
ただひたすらに麦草峠を目指す。
このあたりから路肩には除雪されたような雪が残っていた。
今年はなんと10月のうちに何度か積雪があったそうな。
そういえばこのあたりでもめちゃめちゃ寒い日があったもんな…
レストハウスからさらに400mほど登ったところで登頂。
標高2,127m、麦草峠をパス。
シロスビー、よくがんばったぞ😊
クルマを止められる場所もなかったのでそのまま蓼科に向かってダウンヒル。
いよいよビーナスラインとのご対面だ。
麗しのビーナスライン
流れに乗ってメルヘン街道を駆け下り、別荘地をかき分けてビーナスラインと合流。
絶景ドライブ第2ラウンドだ。
メルヘン街道もそうやったけど、このあたりは道路の脇から伸びる木がすべて赤色や黄色に染まる。
いろとりどりの葉っぱのすき間から降り注ぐやわらかな光線。
それはそれはため息が出るほどきれいで美しい道だった。
だからちょっとした停車帯でもいい画がゲットできちゃう。
ロケーションの暴力だ。
この1枚が撮れた時、((今年はサンニーとどこへ行ってもこんなにいい写真は撮れないかもしれんな))
って思っちゃった。
そんなビーナスラインにも八ヶ岳周辺に負けず劣らず絶景スポットが点在。
初めて来たあゆみちゃんとシロスビーに時間の許す限り楽しんでもらおう!
女の神展望台
木々が生い茂る道を走っていくと、スズラン峠の少し手前で視界が開ける。
ここにあるのが女の神展望台だ。
さっきまでとは反対方向から八ヶ岳連峰を望む。
おまけに南アルプス・中央アルプスも。
ギザギザの山の下には一面のオレンジ。
こりゃすごい。
夕日の丘展望台
霧ケ峰のほうに抜けるならここも見ておかないね。
向こうに見える山を貫く一本道。
今からあそこを走るんだよ。
そしてその向こう側にころぼっくるひゅってがあるんだよ。
地図がつながらないあゆみちゃんはポカーンとしているけど、ころぼっくるひゅってまではまだまだあるな。
((何時に着くやら。ボルシチはまだ残っとるんやろか。))
女神湖
女神湖の紅葉もまだ残っているという情報をゲットしたので立ち寄ってみることに。
これは期待ができそう!
小さな湖をぐるっと1周。
みんなが写真を撮っている場所を見つけるのは容易だった。
ロードスター軍団がいたからね。笑
望遠で打ち抜きたくなるようなもみじストレート。これはお見事。
桟橋の近くもその奥もちょうど見頃だった〇
これはうれしい誤算。
まさか女神湖の紅葉がまだ見れるなんて思ってもいなかった。
ころぼっくるひゅって へ
白樺湖をパスして車山を駆け上がる。
時刻は午後2時。
ころぼっくるひゅってで優雅にランチをキメることなどもうすでに2人ともあきらめていた。笑
すべては絶景が至る所に散りばめられているせいだ。
急がないといけないのに、ビーナスラインもそうさせてはくれない。
やっとの思いでころぼっくるひゅってに到着。
『ころぼっくるひゅって』
〈営業時間〉8:00 – 16:30
〈営業期間(カフェ)〉4月下旬 – 11月末
あゆみちゃん念願の地。
ドアに手を掛けようとしたとき、1枚の張り紙を発見。
『ボルシチ、トースト完売』
… … … … … …
知ってた。こんな時間に来て残っているはずがないことなど。
おかしいですね~、ほんとは11時頃来れるはずだったんですけどね~
タイムキーパー、ガバガバすぎ。
とはいえ、霧ケ峰の風景とあたたかいブレンドコーヒーをオープンテラスで楽しめる。
それだけでも充分。
シロスビーと最高の旅ができているのだから。
あゆみちゃんもそう言ってくれているのでヨシとしよう。。
山一面が緑で覆い尽くされる頃にリベンジしようね。
キスゲの咲く丘に思いを馳せ、ころぼっくるひゅってをあとにした。
帰路へ
霧ケ峰名物のS字カーブをクリアし、霧の駅へと舞い降りる。
やっぱりビーナスラインもすばらしい道だった。
写真でしか見たことのなかったあゆみちゃんもずっと感動してた。
めちゃくちゃな行程やったけど、来てよかったな。
キャンプとはまた一味違った気分転換になった〇
今日の余韻に浸りながらおうちを目指すことにしよう。
残された道のりは300kmとちょっと。
諏訪湖を眺めながら食べそびれたランチをいただいて高速道路をひとっとび。
.
.
久しぶりのグランドツアー。
こんなにもめちゃくちゃな行程を組んだのはいつぶりだろう。
いつかの紀伊半島以来か。
あゆみちゃんとこんなことをしたのは当然のことながら初めて。
夜の星空観賞も、シロスビーの中で寝袋にくるまる時間も、旅の道中もすべて楽しんでもらえたみたい◎
これはハマりそうやな!
弾丸ツアーにもお墨付きをもらえたのでこれからもちょこちょこやっていこうか。笑
変わりばんこにハンドルを握りながら、午後8時頃帰宅。
いやーー、いい1日でした!
総走行距離は780km。
バタバタ言いながらもシロスビーはよくがんばってくれた。
ちょっとスピードを上げた途端に燃費が悪くなっちゃう子やけど、そこもかわいいポイント。
ロングドライブに快適性を提供してくれるこの子はまさに優等生。
これからもいろんなところに行こうね。
2021年の紅葉ドライブは最高の形でスタートが切れた。
次はいよいよサンニーくんの登場。
今年もいい写真をいっぱいゲットするぞ~~~~!!!
2021紅葉ドライブ①(八ヶ岳・ビーナスライン) 完
コメント
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