Wilier GTR SLを手放すことにしました。

愛車紹介

題のとおり。

実に8年と4ヵ月もの年月を共にした思い入れのある愛車とお別れすることにしました。

数々の思い出とともに、この子と歩んできた足跡を振り返りましょう。

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隠れた名車

まずははじめに、ぼくのGTRくんのことをちょっとだけ紹介しておくと…

Wilier GTR SL

基本スペック
・フレームサイズ:S
フレーム重量:990g
・フォーク重量:390g
・カラー:カーボン/レッドマット

GTRのGTは、言わずもがなグランツーリズモの略。
チャリでもクルマでもその認識は遠からず、いわばチャリ界のGTカーという位置づけのモデルだった。

・Wilier GTR
・Wilier GTR Team
・Wilier GTR SL

当時ヨーロッパで人気だった「グランフォンド」に合わせて、ウィリエールはエンデュランスモデルを3種類のラインナップで世に送り出していた。
その最上位にあたるのがGTR SLだったというわけ。

このマシーンの特徴を一言で表すならば、「速さを手にしたエンデュランスロード」かな?

60t/46tのカーボンによる軽さと高レスポンス。
現代のロードバイクに通ずるエアロ形状。
長すぎないヘッドチューブ。

決してコンペティティブなモデルではないものの、高い戦闘力を秘めた仕上がりになっていた。

BikeRaderかRoad.ccかなんかその辺で2016年のバイシクル・オブ・ザ・イヤーを獲得していることからも、このバイクの「良さ」というものがよく分かる。

愛着マシマシなせいで公正な評価はできないけど、隠れた名車と言ってもいいだろう。

有り余る魅力

そんな1台だからこそ、長きに渡ってぼくのことをこんなにも惹きつけるだけの魅力がたくさんあった。

なんだか速そう

カリカリのレースバイクじゃないんだけど、「なんだかやってくれそう」な雰囲気がそのひとつ。

エアロ形状のフロントフォークに、当時のトレンドを取り入れたシートステー接合部。

CENTO1 AIR(鬼硬エアロロード)Zero.7(軽量レースバイク)といった上位グレードの意匠をふんだんに取り込むことで、速く走るためのエッセンスがちりばめられた仕上がりになっていた。

やってくれそうな雰囲気というのは見掛け倒しではなかったんだ。
ということを、GTRくんは速さで示してくれた。

ロングライドにおける軽快性を犠牲にすることなく、それでいてキビキビカッチリ。
ある程度距離が走れてちょっとだけ速いおじさんを目指しているぼくにとって、マッチしている部分が非常に多かった。

軽い!

軽さがすべてではないんだけど、「いいバイク」たらしめる一つの指標になっちゃうのが完成車の重量。

ぼくのGTRは、最終的に7.2kgまでそぎ落とすことができた。

ULTEGRA(6800)完成車でハンドル周りもシートポストも全部アルミだったことを考えると、ホビーライダーにとっては十分な軽量性だったんじゃないかな。
BMC ALR01サブマシーンと比較すると、アルミバイクには到底出せっこない軽快感があったのは事実。
なんだかんだで速く走りたいときはGTRばかり引っ張り出してたな。

結局狙ってたカーボンハンドルは導入できないままだったし、コンポーネントももう一つ上のグレードがある。
そういったことからも、まだ伸びしろは残されてる。

広いタイヤクリアランス

このバイクに設定されたクリアランスはメーカー公称で28c
2016年当時、太いタイヤをまるっと飲み込めるフレームの数はそう多くなかった。

この設計が、ここ最近ではじわじわと効いていた。
リムブレーキ最後の1セットとしてBORA WTO(C19)をなんの不安もなく最適なタイヤ幅で取り入れることができたのも、この子だったからという部分がある。

タイヤチョイスに幅を持たせることで、十人十色の乗り味にアジャストできる。
現行モデルよりも何世代も前のフレームでそれができていたことは…
購入した当初はまったく意識してなかったことだけど、結果としてこのこともまた、8年以上にわたる年月をともにできた要因となった。

古のマシーンの部類に片足を突っ込んでいるけど、時代を先取りしていた感が今になってちょうど生きている。
ディスクロードへのシフトが完了しつつある自転車市場で、まだもうちょっとだけ悪あがきができるんじゃないかな。笑

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などなど、魅力を挙げればキリがない。

おもいで

GTRとの出会いは2016年にさかのぼる。
社会人1年目のぼくがクルマのGT-Rと同じ名前を関した自転車と運命的な出会いを果たしたんだよね。

その時のお話はコチラから。

内容の薄さがこのブログの歴史を物語ってるね。笑

Pinarello FPUNOからWilier GTR SLに乗り換えてからというもの、ぼくの自転車の楽しみ方はガラッと変わった。
ロードバイクで走る爽快感はもちろんなんだけど、日々速くなっていくことに楽しさを見出したんだよね。
かつて100km走った後には次の日も一日くたばってたぼくに、圧倒的な成長をもたらしてくれた。

愛車(クルマ)と同じ名前を冠したモデルだったけど、カスタムの方向性は対照的だった。

クルマはフルノーマルにこだわってる反面、自転車はいろんなパーツを取り入れてみた。
乗り味・快適性・そして見た目。
あらゆる要素を混ぜ合わせて、うまく理想の形に近づけていく過程はとっても楽しかった。

シンプルに、軽快感を持たせながら、かっこよく。
自分でもうまく仕上がったと思う。
GTR SL界(超狭)の中では指折りのかっこよさだったんじゃないかな🤤

ただ乗るだけじゃなく、ロードバイクの知識が深められたのは間違いなくこの子のおかげだ。

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ぼくの好みに仕上げたイケメンバイクをきれいに撮りたい。それも景色のいいところで。
そんなことを考えるようになってから、自転車の楽しみ方がさらに広がった。

GT-RにGTRを載せてフェリーに乗り込んだ2017年の夏。
あれはほんとにいい経験だった。
あの時を境にぼくの中で眠ってた冒険心に火がついた。

それからというもの、「身軽」だったことをいいことにいろんな場所に繰り出した。

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過去の写真の一部をかき集めてきたけど、どれも鮮明に覚えてる。
初めての場所に足を踏み入れたワクワク感、自分の力で絶景スポットにたどり着けたときの達成感。
あれはまさに言葉には代えがたいものだった。

そのことに気づかせてくれたのは、GTR SLでした。

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そんな絶景を追い求めるサイクリングに、いつの日からかあゆみちゃんが純白のピナレロを引き連れて仲間入りしてくれた。
お互いクロスバイクから始めた自転車という趣味が、ロードバイクを乗り継ぎながら今もこうして続いていくことになるとは思ってもみなかったな。
とってもとってもうれしいことだけど。

南紀白浜、淡路島、伊勢志摩、小豆島、そしてアナザースカイである京都…
2人と2台でいろんなところに行ったなあ。

ピナレロ×ウィリエール
由緒正しきイタリアンバイクたちはどこにいても画になってたな〇
ふたりの時間を大いに楽しむことができたのも、間違いなくこの子たちのおかげだ。

そんなぼくたちの象徴ともいえるのがこの1枚📷
自転車を通じて、共通の趣味があることの尊さを学ぶことができました💮

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改めて振り返ってみると、GTRとともに歩んできた時間の長さに驚かされる。
どれもこれも忘れることのできない貴重な思い出だ🤤

ありがとう、さようなら

とはいえ、別れのときは必ずやってくる。
こうして思い出に浸っているけど、ぼくとGTRのそれは意外とあっけないものだった。 

なぜなら、それは新しい相棒を手に入れたから。
そう、新しい相棒を手に入れたから

ちょっと冷たいようだけど、このバイクをアガリの1台にしたいといったような強い思いは抱いてなかった。
だって新しい自転車のほうが速いし、かっこいいし。

目まぐるしいスピードで進化を続けるロードバイク界。
おこぼれでもいいから、技術の進歩というものを体感していたい。
その思いはずっと捨てられずにいた。

自転車においてはクルマと違った価値観を持っているし、何十年後かにリムブレーキマシーンにロマンを感じることもないと思う。
とうわけで、GTR SLとの旅路はこのあたりでピリオドを打つことに。

ありがとう GTR
これまで紡いできた日々は、ぼくにとってかけがえのない財産だ。

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次回 愛車紹介⑥ 😁

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