G.W.最終日のライド[舞鶴-宮津-伊根-宮津]

長いようで短いゴールデンウィークは早くも最終日。
今年は何かと充実してはいたけど、やり残していることがひとつ。

それはいつもの「あの子たち」とライドをすること。
こんなにもいい季節に走りにいかない理由なんてないのである。
チャリンコでワイワイするやつを、またやらねば！

今回は、そんな思いで京都に集結したぼくたちのライドの記録です。

この記事のもくじ

ライドのはじまり
舞鶴ぶらり歴史探訪
カレー焼きそば！
逆風ニモ負ケズ
やっぱり伊根はいいねぇ
天橋立と追い風フィニッシュ
おまけ

ライドのはじまり

5月8日(日) ☀

午前10時、東舞鶴駅におなじみのメンバーが集結した。

クルマ、輪行、自走(!!)…
それぞれの手段でこの日のスタート地点までやってきたぼくたち。

ﾉｳｴ

お金がなさすぎたので自走で来ちゃいました。

ちょっとよくわからないことを言ってる子がひとり。笑
彼の住む京都市内からここまではザッと見積もっても100kmくらい。
これから走る距離よりも長いんとちゃうか。いや、何時に家を出たんや…?

などなど、久しぶりの再会を祝し、他愛もない話をしながら準備完了！

早速、連休最終日を締めくくるライドを始めよう！！

舞鶴ぶらり歴史探訪

まずは脚慣らし。
先導役のﾀﾅｼｮｰの後ろについて舞鶴の街中をぶらぶら。

北吸隧道

最初にたどり着いたのはレンガ造りの趣深いレトロなトンネル。
なんと明治時代にできたものなんだそうな。
旧軍の港引込線として使われていたこのトンネル。
登録有形文化財となった今は歩道として使われてる。

そんなトンネルを抜けて次なるスポットへ。
舞鶴といえば…

舞鶴赤れんがパーク

そうだね、赤れんがパークだね！
かつて軍需品の保管庫として使われていた建物たち。

見たことのあるようなモニュメントがここにもあったのでパシャリ📷

今日のメンバーはﾉｳｴくん、ﾀﾅｼｮｰ、そしていはら氏。
粉からパスタを作っちゃう料理人がいつものメンバーに仲間入り。
というよりは今までが1人欠けてただけ。
人数が増え、より強力になったトレインで今日のゴールを目指す。
みんな、よろしくね👏

ぼく以外の3人が『艦これ』のなんかを見てｷｬｯｷｬしている様子を眺めたり、自衛隊仕様のカレー皿を買おうとしてその値段に目ん玉が飛び出そうになったり。
舞鶴イチの定番スポットを大いに楽しんだ。

ﾀﾅｼｮｰ

海軍カレー、食べてきます？
ちなみにこの先の宮津にはカレー焼きそばとかいうB級グルメがありますけど

せっかくの機会だから…
と思ったけど、ランチにはまだちょっぴり早い時間。
じゃあ、宮津にあるカレー焼きそばなるものを食べに行こう！！

満場一致。
こうして次なる目的地が決まった。

カレー焼きそば！

赤れんがパークを発ったところで本格的なライドが始まることに。

まずは国道27号を由良川に向かって西進。
この日の先導もﾀﾅｼｮｰ。今日もすさまじい牽きである。
その後ろにはﾉｳｴくんがぴったり。
彼もまた100km走ってきたとは思えない快走ぶり。
ぼくを挟んで最後尾を走るのはいはら氏。
自転車は久しぶりらしいけど、とてもそんな風には見えない。
後ろからの「圧」を受けながら前の2人にしがみつく。なんじゃこりゃ。

このペースで走り切れるんやろか…

目には青葉。
澄み渡る青空に眩しいくらいの新緑…
サイクルシーズンの訪れを感じずにはいられない絶好のお天気だ☀

由良川沿いを北に進み「海の京都」の入口に近づいていく。
強い風をいなしながらこのまま進んでいきたいところやけど、このあたりにも止まらずにはいられないスポットが一つだけある。

それがここ、ドライブインダルマ。

レトロな自販機が並ぶ古き良き時代のドライブイン。
昭和レトロで一躍有名になってる場所だよね。
アーケードゲームやジュークボックス、懐かしのUFOキャッチャーまでもがところ狭しと並ぶ店内はこの日も多くの人でにぎわってた。

めったに見ることがなくなったビンのジュースでひとやすみ。
その隣でいはら氏はラーメンの自販機で1人大盛り上がり。笑
どうやら何年も前から訪れたかった場所らしい。
万感の思いですするラーメンはさぞおいしかっただろう😊

気になってはいたけど、なかなか行く機会のなかったドライブイン。
魅力たっぷりのいいところだった◎

この後はただひたすらに宮津を目指すのみ💪
ﾀﾅｼｮｰの力強い牽きでもってあっという間に宮津に到着！

ﾉｳｴ

ガス欠寸前でした…

飄々と走ってたように見えたけど、(おなか的に)限界が近かったみたいだ。
そういえばこの子だけみんなより多く走っとるんやった。笑

ちょうど図ったかのようにお昼時に宮津の街にたどり着いた。
早速カレー焼きそばとやらをいただこう。
どうやらﾀﾅｼｮｰの上司お墨付きの名店が路地裏にあるそうなのでそこへ行ってみることに…

したわけやけど、まさかのまさかの定休日。
なんたることや。
とはいえカレー焼きそばを出してくれるお店は他にもたくさんある。
けど、これから探すのも…

なんて思っていたところ、カレー焼きそばののぼりを発見！
よし、ここにしよう！
そうして飛び込んだ道の駅に併設されたカフェ。
開放感あふれるテラス席でおしゃれな海鮮丼をいただくことに。

いやいやいやいや！

あれだけカレー焼きそばの口にしてきたのに。
どんな味か楽しみにしてたはずなのに。
カレー焼きそばを食べてたのはﾉｳｴくんただひとり。笑
ショーケースでキラキラと輝く海の幸の魔力には勝てなかったのである…

逆風ニモ負ケズ

おいしいものをたくさん食べて圧倒的回復！
元気を取り戻した体で次なる目的地を目指すことに。

ランチをがっついた後に欲しくなるのは食後のデザート。
このあたりで甘いものが食べられる場所といえば、そう、INE CAFE☕
以前の丹後半島ライドのときに立ち寄ったお店だ。
現地民ﾀﾅｼｮｰがだいすきなお店であり、この日のふわっとした行程の中で唯一事前に立ち寄ることが決まってたお店。
このあたりとか言っときながら20km以上距離はあるけど、あそこに行かなきゃライドが締まらない！

そんなわけで一路伊根へ。
トレインの先頭は相変わらずﾀﾅｼｮｰ。強すぎ。

海沿いの平坦区間は強い向かい風…
~~このまま先頭を牽き続けてもらうのは申し訳し、ﾀﾅｼｮｰに休んでもらうためにも~~このまま後ろについていても引き離されちゃうので前に出て「蓋」をするためにもこのあたりで先頭交代！
ガクンとゆるポタペースに落として坦々と進んでいく…

えっちらおっちらペダルを回していると、ようやく舟屋群が見えてきた〇
そのタイミングでﾉｳｴくんがアタック！！
((なぜそこで…！))
と思うと同時に見送ることしかできなかったぼくたち3人。
見事な飛び出しだった👏

なんてことをしているうちに伊根の舟屋群に到着！

ﾉｳｴ

コンタクトをどこかで落としちゃったのでアタックしちゃいました

またしても訳の分からぬことを。
ここまで来ても元気すぎるゾ。

やっぱり伊根はいいねぇ

無事に伊根までの道のりもこなしたぼくたちは一目散にINE CAFEへ。

待ちに待ったごほうびの時間だ。
今回はガトーショコラをチョイス。
スッキリ甘さ控えめなアイスコーヒーと絶妙なマッチ。おいしすぎるぅ…
ごちそうさまでしたっ！

伊根湾を眺めながら至福のひとときを過ごし、退店。
また来れてよかった◎

このあたりで時刻は午後4時すぎ。
時間にもちょっと余裕があったので近くをぶらぶらすることに。
この日の伊根湾は透きとおったみどり色。きれいだ。

ﾀﾅｼｮｰ

今日の伊根は調子いい

現地ガイドでもここまできれいな伊根はそうそう見れないらしい。

舟屋をバックに愛車の写真も忘れずに📷

やっぱり伊根は何度来てもいいところだ。

天橋立と追い風フィニッシュ

この日のゴールは天橋立。
来た道を20kmほど戻ればフィニッシュだ。

伊根ですばらしい時間を過ごせたおかげで脚がよく回る！
加えて強い追い風。
この日いちばんの高速巡航で一気に突き進んでいく。
もう誰もぼくたちを止めることはできない。

と思ってたけど、あっという間にスピードダウン。

こんなことがあったら、ねぇ😂
いつも楽しく見てる番組にこんなところで遭遇するとは！
しばしの間スイカのヘルメットの雄姿を拝むなどした。

そんなこんなで気づいた時には天橋立まで戻ってた。
けど、ぼくたちが目指すべきは今見えてる場所の「あっち側」
阿蘇海をぐるっと回るとゴールをめざすと10kmもある。
毎度のことながらここからが地味に遠い。

ぼく

天橋立は自転車では突っ切れんのか？

ﾀﾅｼｮｰ

行けますよ

マジかよ。じゃあ行ってみよう！

そしてロード用のタイヤでなんのためらいもなく未舗装路にダイブ！
これがめちゃくちゃおもしろかった。

さながらストラーデ・ビアンケ。
走ったことはないし、ママチャリと同じスピードやけど、気分はもう春のワンデイレース◎
あっという間に対岸に渡り切った。
天橋立ってあんなところだったんだね。

そしてフィニーーッシュ！！
濃密な80km(ﾉｳｴくんはおよそ190km?)を全員そろって無事完走◎

ほどよい距離でいろんなことやものを「三角食べ」のようにバランスよく楽しめた1日。
ナイスライドでありました！

久しぶりに4人が揃ったライドは終始笑いが絶えなかった。
思い返せば1日中ゲラゲラしてたような。。
この子たちとはいくつになっても自転車に乗ってワイワイしてたい。
心からそう思えた1日であった◎

「また走りに行きましょう！」

近いうちの再会を誓って各々の帰路に就いた。

おまけ

あゆみちゃんの1日

この日のライドは舞鶴発の宮津着。
ゴールが違う場所となればいつものトランポスタイルやとちょっとだけ不便になっちゃう。
とはいえ超ローカル線を乗り継ぐ輪行は…

悩み抜いた末にぼくが出した結論は、

あゆみちゃんをアッシーにする

というものだった。
舞鶴でほかしてもらっていい感じの時間にゴール地点にいてもらう。
なんとも身勝手プランだね。笑

ぼくの都合でいきなり舞鶴の地に放たれることになったあゆみちゃんとシロスビー。
ほんとについてきてくれたけど、どんな1日を過ごすのだろうか。

あゆみちゃん

ちょっと『るるぶ』買ってくるわ！

とだけ言い残し、元気よく飛び出していった。

スカイタワーに登って海軍カレーを食べてみたり、暴風吹き荒れるパノラマカフェでおばちゃんに心配されながらわざわざテラス席でコーヒーを嗜んでみたり、シロスビーとともに狭小な山道に果敢に挑んでみたり、かわらけ投げに興じたり。
ほんとに『るるぶ』を買ったのかは知らんけど、それはそれは充実した時間を過ごしていたそうな。