2022紅葉狩り③(せせらぎ街道・九頭竜)

ドライブの記録

おにゅう峠ライドからわずか数日。
またしても紅葉狩りに出かけることに。

今季2回目の遠征ドライブは奇しくもぼくの誕生日🍰
20代ラストイヤーのスタートダッシュを最高の形で切ることができた。

今回はそんな1日の思い出です。

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2年ぶりのせせらぎ街道

11月9日(水) ☀

4:00

いつものように未明の高速道路をひた走る。
数百年に一度の天体ショーを終えた大きな満月が沈みゆくころ、サンニーくんとの紅葉ハント第2戦が始まろうとしていた。

今回のルートはこんな感じ。

「飛騨せせらぎ街道」を郡上八幡から高山に向かって駆け抜けて、九頭竜回りで福井に帰る。
いろんな場所が見頃になっているおかげで、直前までどこに行こうかほんとに悩んだ。
でもまあ、ここに行っておけば間違いないだろう。

そんな感じで2年前の紅葉ドライブとまったく同じルートを用意した。

あの頃の自分よりもいい写真を残すことはできるかな?
新しいスポットも開拓できるといいな。

いろんなワクワク感とともに明け方の郡上八幡市に降り立った。

早朝の快走路

6:20

道の駅 明宝に到着。

この日のアクチュアルスタートはこの地点。
せせらぎ街道の玄関口と勝手に位置づけているこの場所も朝晩はかなり冷え込むみたいだ。

そのこともあって色づき具合はちょうどいい感じ○
きれいに染まった山をバックに、ウォームアップがてらサンニーくんの写真を2,3枚。
さあ、赤く染まる快走路に飛び込むぞ。

気合を入れなおして、いざ。
明宝から次の道の駅、パスカル清見にかけての区間は見通しのいい高速セクション。
普段からこの道を走っている人からすれば低速セクションなんてどこにもないんだろうけど。
グングン高度を上げていきながら次第に赤やオレンジへと染まっていく様を眺めるのがとてもいい。

目についたいい感じの場所はすべて立ち止まる。
のっけから快走なんてものは全然できてないけど、これは仕方のないこと。笑
長い長い紅葉の1本道。
取りこぼしのないように丁寧に進んでいくんだ。

2年前とは少し違ったこともやっていこう。
来たことのある道とはいえ、まだまだ絶景の「引き出し」が多く残されているはず。
そのすべては開けられないにしても、いい場所をなるべくたくさん見つけて帰ろう。
そんな思いで今回は脇道や旧道、廃道になりかかっているところ…
いろんなところに足を踏み入れてみたりもした。

そんなことをしているから全然前に進まない。。

道の駅 明宝から16kmほどのところにある道の駅 パスカル清見にたどり着くまでに1時間以上もの時間を要した。。

そしてこのパスカル清見も、ぼく的には立派な紅葉スポット。
駐車場の隅に佇む燃えるように鮮やかなもみじたち。
どうやら今回もいいタイミングで来れたようだ。

気温3℃、草木も凍る極寒の地でクルマをチョロチョロ動かしながらバシャバシャ📷
やっぱりもみじはええですね🍁

結局ここでも30分くらいの時間を費やしてしもうた。

日の当たらない場所は一面氷の世界🥶
サンニーくんの吐く息も白い。

あまりの寒さに足元の暖房をガンガンに効かせて、次なるスポットへと向かった。

いいとこミッケ!

パスカル清見を出たところでいよいよ本番。
西ウレ峠やその先にあるダウンヒルセクション…
せせらぎ街道のハイライトとなる区間が待ち受けている。

さあここからだ!!

ってところやけど、このタイミングでいったん脇道に逸れる。
下呂方面へ抜ける国道257号の存在が気になっていたのでね。
馬瀬川に沿うように伸びるワインディングロードにはよさげな場所がいくつかある。
というのをストリートビューでチラッと見てたもんで。

トンネルをくぐり抜け、下呂に向かう一本道へ突入!

おぉ、いきなりいい感じだぞ。
どこか森の中に迷いこんだようなサンニーくん、かわいい。
足元の砂利が意外と深くてどうにかなっちゃいそうになったのはここだけの話やけど。

気持ちよく走れそうな道の脇にはいい感じの脇道がたくさん。
鎖で閉ざされている場所も多いけど、ここはなんだか期待が持てるぞ。

思ったとおりだ!

落ち葉に埋もれる細い道。
その両脇を彩る赤や黄色の葉っぱたち。
こういう場所を求めていたんだ。。
広い広い落ち葉のステージもあったけど、なんだか「水落オープン」みたいになっちゃいそうな怪しさがあったから入れなかった。

静かなキャンプサイトのすぐそばでグラデーションもみじもゲット。
こんなところにこんなにもいい場所があったとは。。

望遠レンズで紅葉たちをガッと引き寄せてお尻をぶち抜く。
こういった1枚が欲しかったんだ。。
頭の中でずっと思い描いていた秋の1枚をいただいてこの道をあとにした。

いやぁ、大満足だ◎

燃えさかる秋のうつくしい景色たち

初めて足を踏み入れた国道とその脇道で思う存分楽しませてもらったあとはせせらぎ街道に復帰。

ここからおいしいところを味わい尽くしていくんだ。

高度を上げていくと、ようやく日の当たる場所に出てきた。
空を見上げれば雲ひとつない青空。
今日もコンディションはバツグンだ◎

またすぐに木々が生い茂る道に入っちゃうんだけどね。
こもれび広場のいろどりはこのとおり。
足元の落ち葉がいい感じだったので、あえてこっち側からパシャリ📷
さすがにここまで高度が上がると季節は冬の一歩手前。
没収試合になった2週間前はどんな色をしていたのだろうか。
ってか、あの日はなんであんなに遅い時間にせせらぎ街道を走っていたのだろうか。

ほどなくして、西ウレ峠に到達。

今日の最高到達点はここ。
このあたりの見頃はもう1週ほど前だったのかな。
ふもとの色づき具合がいい感じだったことからもそんな感じが見て取れる。
標高による気温差の大きさはぼくが思っている以上なのだろう。

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ここからは高山に向かって高度を下げていくダウンヒルセクション!
一種のアトラクションのような楽しい道が広がっている区間だ。

早速行ってみよう!

明宝から頂上までの区間は、木々が次第に色づいていき、やがて落葉していく。
季節の移ろいを早送りで楽しむような区間だったけど、ここから先はその逆。
紅葉のピークがカムバックする様子を捉えることができる区間だ。
(郡上八幡→高山方向の場合ね)

目の前のカーブをひとつひとつ丁寧にクリアしながらも視野は広く。

時折脇道も添えながら時間をかけてクリアしていく。
楽しいね◎

木々の間から射し込む日差しがなんとも気持ちいい。

お日さまに照らされてクルマも葉っぱもキラキラ。
早朝のしっとりした感じも好きだけど、紅葉はやっぱり明るいところで楽しむほうがいいね!

燃えるように赤い山と対峙するサンニーくん。
こういう風景がどこまでも続いていく。
これこそがせせらぎ街道のいちばんの魅力だとぼくは思うのです。

何往復でもしたくなる美しい道をゆっくりと駆け抜け、そば処の広い駐車場に到達。
ほんとに楽しい道だった。

せせらぎ街道を、最後の最後まで…

目まぐるしく移り変わる風景を味わい尽くしたあとは林道でプチブレイク。笑
予習してたときに気になってた大倉滝に向かう細い道に飛び込んでみると…

この日いちばんの景色に出会うことができました◎

縦でもいっちゃえ

ほどよく残った葉っぱと、ほどよく積もった道路脇の落ち葉。
絶妙な角度から射し込む陽の光。それによって作られる陰影。
いろんな要素が重なり合って最高の1枚が生まれてしまった。 

この日の行き先にせせらぎ街道を選んだのは正解だった。
電波も飛んでいない山道の中で声にならない声を上げていた。

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ホクホクの笑みを浮かべながら山道から脱出!
この時すでに道の駅 明宝を発ってからおよそ5時間が経過しようとしていた(!!)

いったいどこでなにをしていたのだろうか。
記憶は定かではないけど、カメラに残された写真の枚数がここまでの道のりの「濃密さ」を物語っている。

新しい発見が多くあった今回のせせらぎ街道。
ここはやっぱり魅力にあふれた素晴らしい道だった。

住宅地が見えてきたら終わりの合図。
今回もたいへんお世話になりました〇
あらゆる紅葉たちを楽しませてくれてありがとう。。

11:25

せせらぎ街道 走破。

紅葉ドライブ第2戦も大成功だ!

一路、九頭竜へ

ここから先は福井を目指す長い長い道のりが待ち受けている。
せせらぎ街道をリリリピートするルートか、九頭竜を回るルートか。
贅沢な2択で迷いまくったけど、見頃であろう九頭竜もやっぱり見ておきたい。

ってなわけで、九頭竜湖経由で福井を目指すことに。

『レストラン 味彩七杜』
〈営業時間〉11:00 – 16:00
〈定休日〉年中無休

その前に腹ごしらえを。
またしても飛騨牛。今回は朴葉味噌で😋
たいへんおいしゅうございました。

お腹を満たしたところで、中部縦貫道-東海北陸道を乗り継いで福井県にワープ。
時間があれば国道158号を楽しみながら…
なんて思ってたけど、そんな余裕はやっぱりなくて×

あっという間に白鳥I.C.にたどり着いた。
このまま油坂峠道路…には行かず、今回は旧道からアクセスしてみることに。

岐阜県側からの標高差は400m超。
旧道に入るやいなや急峻な道が始まる。

走りごたえは満点。紅葉もいい感じ〇
油坂峠道路が供用された後はそんなに使われていないのかと思ってたけど、それなりに交通量もあるようで。
サンニーくんでも安心して進むことができるくらいには道の状態もよかった。

そしてピークに到達!
油坂峠道路があんなところに。。
かつての通行人が油汗を流してしまうくらい険しい登り坂だった。
それがこの道の名前の由来なんだそうな。

ここもまた、すごいところに道が通ってる。
土木技術って、すごい。。

そんなこんなで福井県に帰還。

そのまま九頭竜湖に向かって高度を下げていった。

九頭竜湖

13:30

「難所」を越えてようやく九頭竜湖に到達。
岐阜からの距離以上に感じる遠さで、ダム湖が見えてくる頃にはドッと疲れているの毎度のこと。

とはいえ、休む間もなく絶景が見えてきたので楽しませていただきましょう。

まずはこちらから。
夢のかけ橋をバックにお日さまの光を一身に浴びるサンニーくんを思い浮かべながらこの場所に来たけど…
すでにこのあたりは山の影に隠れてしまいそうになってた😂

ちなみに、ダム湖の周りの山々は最高潮の状態🍁
きれいな色をしていたので、橋の向こう側の県道230号に飛び込んでみることに!

勢いよく突き進んでいくと、「好き」な景色が広がっていた〇

けど、道端には獣の💩や猿の群れ。
あんまり深くに入っちゃうのはなんだか気が引けたのでいい感じのところで引き返すことにした。。

その後は優雅にダム湖クルーズ。
いい色づきだ🤤

ススキのフレームから見る秋の詰め合わせ。
ダム湖の青色と色づいた紅葉たちのコントラストがとてもいい。

クルマと撮れる場所はそんなに多くないけど、険しくも美しい線形と色鮮やかな山々を窓越しに楽しむことができるだけでもう文句なし。
秋の九頭竜湖はほんとにいい場所だ。

どういうわけかサンニーくんとの紅葉ハントの行先は岐阜県ばかり。
その帰りには必ず九頭竜湖を通っている。
図らずも最も多く訪れている紅葉スポットになってしまっているけど、それでも飽きないところだね。
いい景色を見せてくれてありがとう。

九頭竜湖はいいぞ😊

帰路へ

山の中の長い下りを終え、大野の街の中に降りてきた。
日が傾き始め、長かった1日に終わりを告げるときが近づく。

国道157号沿いの某駐車場でラストショットを収め、家路についた。

こうしてサンニーくんとの紅葉ハント第2戦も無事終了。
半月前に狩ることのできなかったせせらぎ街道の紅葉を余すところなく楽しむことができた!
紅葉真っ盛りの九頭竜湖も満喫できた!!

この日の道のりは450km
前回の反省を活かしてあまり詰め込みすぎないようにしてみたけど、それでも濃すぎるくらいの1日だった。
サンニーくん、今日もありがとう。
紅葉シーズンもいよいよ終盤戦、次はどこへ繰り出そうか。
そろそろ真っ赤なもみじに囲まれるサンニーくんの姿が見たいな😊

2022紅葉狩り③(せせらぎ街道・九頭竜湖) 完

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